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地球温暖化で大雨が増えるのはなぜ?「飽和水蒸気量」の仕組みを気象予報士が解説
全国各地で大雨による被害が相次いでいますが、日本だけでなく世界各地でも、猛烈な大雨による冠水被害などが相次いでいます。古山予報士が紹介したVTRは、友人が撮影したというタイ・バンコクの冠水被害でした。3人が死亡、約4200人が避難しているとのことです。
日本国内でも雨のデータを見ると、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が年間に発生する回数は徐々に右肩上がりとなっており、1980年頃と比べておよそ2倍に増加しています。
この大雨増加の大きな原因について、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、「地球温暖化の影響か」と指摘しています。実際に気温のグラフを確認しても、右肩上がりで上昇を続けており、近年は特に突出した高さを記録しています。
では、なぜ地球温暖化によって大雨が増えるのでしょうか。その鍵を握るのが「飽和水蒸気量」という仕組みです。飽和水蒸気量とは、空気中に含むことができる水蒸気の限界量のことです。気温が1度上昇すれば、空気中に含まれる水蒸気量は7%も増加すると言われています。つまり、気温が高くなればなるほど、雨雲の材料となる水蒸気が大量に空気中に蓄えられることになります。
その結果、これまでに経験したことのないような大雨や台風など、激しい現象を引き起こすエネルギーが増してしまいます。地球温暖化の進行が、私たちの身近な雨の降り方に大きな変化をもたらしているのです。










