NOW ON AIR !
番組表
二百十日と稲の花の仕組み 台風シーズンに備える農家の厄日
9月を迎え、お天気の世界では早くも秋が始まっています。季節の移り変わりを感じさせるこの時期、注目したいのが「二百十日」という暦と、田んぼで見頃を迎える稲の花です。農家にとって古くから厄日とされてきたこの時期の気象と農業の関わりについて解説します。
二か月前に田植えを行った地区を訪れたところ、稲がすくすくと育ち、小さな点々とした「稲の花」が咲いていました。これが稲の雄しべにあたる部分です。ちょうどこの稲の開花時期にあたるのが、雑節の一つである「二百十日(にひゃくとおか)」と呼ばれる暦です。二百十日とは、立春から数えて210日目の日を指します。昔からこの時期は台風に襲われやすいことで知られており、農家さんにとっては厄日とされてきました。秋の気配が漂い始める一方で、農作物にとっては台風や大雨による警戒が必要な季節の節目となります。
台風シーズンに入ると、複数の台風が発生したり、秋雨前線と組み合わさったりすることで、雨が長期化する傾向が見られます。風がそれほど強くなくても、前線との組み合わせで雨が長期化し、農作物への負担が大きくなる恐れがあります。
このように、二百十日は稲が花を咲かせる大切な時期であると同時に、台風や秋雨前線の影響を受けやすい気象上の重要な分岐点です。自然の営みと暦の知恵を知ることで、秋の気象リスクに対する備えが見えてきます。










