NOW ON AIR !
番組表
台風通過後に「脳卒中リスク」が上昇する理由と初期症状の見極め方
台風が過ぎ去ったあとの1週間は、ある病気のリスクが上昇するというデータが明らかになっています。今回は、その意外な関係性と、万が一の際の初期症状の見分け方を解説します。
東京科学大学の研究により、台風通過後の1週間は、脳卒中で緊急入院するリスクが上昇することが分かりました。台風がない期間と比べて、脳卒中の中でも特に血管が破れる「脳内出血」や「くも膜下出血」のリスクが上がることが明らかになっています。
このように台風通過後に脳卒中のリスクが高まる要因の一つとして、気圧の変化が挙げられます。気圧の変動が大きくなることで血圧が上がり、それによって血管が破れやすくなり、脳内出血などを引き起こしやすくなると考えられています。また西村助教によると、その他にも台風が接近すると、病院の受診ができず薬をもらえなかったり、「避難するかどうか」などの精神的なストレスも原因になっているのでは、とのことでした。
健康を守るためには日頃からの予防や、万が一の際の初期症状を見逃さないことが非常に重要です。脳卒中の初期症状に迅速に対応するため、「ACT-FAST」と呼ばれる行動指針が広く知られています。
これは「FAST」の頭文字をとったもので、Face(顔)、Arm(腕)、Speech(言葉)、Time(時間)を表しています。具体的には、顔の片側が下がって動かない、片腕に力が入らない、ろれつが回らないといった症状が挙げられます。
こうした症状が1つでも見られた場合には、のちの死亡リスクや後遺症のリスクを下げるため、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。英語表現ではすぐにピンとこないので、日本語で「かお・うで・ことばで119番」という合言葉で覚えておくのも良いですね。










