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気温が同じでも暑さが違うのはなぜ?日照時間と赤外線の関係

今回は「農×天気」のコーナーとしてお伝えします。5月に続いて2回目です。古山予報士が田植えを通して感じたこと、「夏の暑さは気温だけで決まるわけではない」というお話です。たとえ気温が同じ31度であっても、体感温度は全く異なることがあるんです。その鍵を握るのが「日照時間」です。

去年と今年、同じような時期に宮崎市高岡町で田植えをしてきたという古山予報士。去年は沸騰するぐらいの水の熱さを感じる「足湯状態」でしたが、今年は過ごしやすい天気でした。体感の暑さは明らかに違います。しかし最高気温を見てみると、去年31.1℃、今年31.3℃と同じぐらい。むしろ今年の方が高かったのです。この違いを生むのは、太陽から降り注ぐ赤外線の量です。日差しが強いか弱いかによって、私たちが肌で感じる暑さは大きく変わるのです。

そこで、去年(2025年)と今年(2026年)のデータを見てみましょう。まずは降水量。去年346.5ミリ、今年820ミリと、全然違います。台風の影響を受けたことが大きいです。次に日照時間。去年173.6時間、今年78.5時間と非常に短かく、平年を大きく下回っています。さらに平均気温も去年25.7℃、今年23.4℃と、2.3℃違います。真夏日日数も、去年18日、今年6日と、三分の一となっています。

私たちが「暑い」と感じる際、気温(空気の温度)だけでなく、太陽から直接受ける熱エネルギーの影響を大きく受けています。特に晴れて日照時間が長い日は、赤外線の影響で地面も熱せられ、より強い暑さを感じることになります。逆に、雨や曇りの日が多く、日照時間が少ないシーズンは、気温がそこまで高くなくても湿気などが原因で不快に感じることはありますが、直射日光による「じりじりとした暑さ」は弱まります。

このように、天気予報で発表される「気温」はあくまで空気の温度であり、実際に人間が感じる暑さには、日照時間や湿度が大きく関わっているのです。外へ出る際は、温度計の数字だけでなく、日差しの有無にも注意を払うことが重要です。

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