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月が赤く見えるのはなぜ?夏の高気圧とPM2.5の関係
夏の夜、月の高度が高くても「いつもより赤く見える」と感じたことはありませんか?実はこの現象には、夏の高気圧と大気中のPM2.5が深く関係しています。古山予報士がその仕組みを解説します。一昨日の夜、月の色がいつもと違って若干赤くなっていることに気づいたスタッフから、「最近、月の高度が高くてもかなり赤い印象ですが、暑さの影響もあるのでしょうか」というメッセージが寄せられました。
もちろん、月が熱中症で熱くなって赤くなっているわけではありませんが、夏の暑さや高気圧が「間接的に影響している」んです。その鍵を握るのが、大気中のPM2.5です。
月も太陽と同じように、地平線近くの低い位置にあるときは朝焼けや夕焼けのように赤く見えます。これは光が大気中を通る距離が長くなるためです。光の距離が長ければ長いほど青い光が散乱し、赤い光だけが私たちの目に届きやすくなります。
それでは、なぜPM2.5が多いと月が赤く見えるのでしょうか。PM2.5は空気中の微小なゴミのようなものであり、これが存在することで青い光がより散乱しやすくなり、赤い光だけが際立って届くようになるのです。
さらに、なぜこの時期にPM2.5が多くなるかというと、梅雨明け後に太平洋高気圧の強い勢力が居座り、まるで蓋をされたような状態になるからです。風が弱いために空気中のゴミや汚い空気が滞留しやすくなり、結果として空気がかすみ、月が赤く見える珍しい現象を引き起こしているのです。










