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【宮崎県知事選2026】「政策メニューより生の言葉を」知事選を前に宮崎市長が語る県政課題と次期知事に求める姿
2026年10月26日

12月10日の告示、27日の投開票を控えた宮崎県知事選挙。県の未来を左右する選挙を前に、宮崎市の清山知憲市長に県政の課題や新知事に求める姿を聞いた。清山市長は国スポ・障スポ終了後の大規模施設の維持管理や、医療・福祉サービスの地域格差および人材不足を主な課題に挙げた。また、表面的な政策の比較ではなく、困難な課題に挑む強い情熱と実行力を見極める必要があると訴えている。
【動画】宮崎県知事選挙を前に 宮崎市長が語る県政の課題と次期知事に求められる姿
国スポ後の施設維持と産業振興
宮崎市の清山知憲市長は、県政の重要な課題として、来年に迫った国スポ・障スポの終了後における施設の運用を挙げた。

宮崎市 清山知憲市長:
今までスポーツ施設やインフラの整備がかなり進んできました。しかし、そういう施設やインフラというのは「作って終わり」ではなくて、その後のメンテナンスコストが非常に問題になってくると思います。

国スポ・障スポに向けて県が新たに設けた運動施設などの整備費用は、合わせて約503億円にのぼる。大会終了後の維持・運営費をどう生み出すか。清山市長は、企業の誘致などで税収アップをはかることが必要だと話す。
清山市長:
国スポに向けて整備してきた運動施設を、いかに稼働率を上げて県の経済振興につなげていくのか。そして、維持するための財源を生み出すためにどう産業を振興していくのか、そこに期待をしたいと思います。
医療福祉の地域格差と人材不足
もう一つ、清山市長が県政の課題として挙げるのが、医療・福祉サービスの地域格差と人材不足だ。高齢者や特性のある子供が増加する中、これを支える人材や施設の需給バランスが崩れているという。

清山市長:
専門の医師がいないということで、宮崎市内の医療機関に搬送されてくる患者さんがいます。子どもたちのための総合発達支援センター、そうした専門的な機関というのは、宮崎市ぐらいしかございませんので、やはり市外から相談に来られる方もいます。今後、最後のとりでとなっていくのは宮崎市かもしれませんが、だんだんとその周辺地域から福祉サービスを支える人材がいなくなってきているということは宮崎市にいても実感します。
県内にある医療機関の病床数は合わせて1万3410床(2024年)だが、このうち約4割が宮崎市と国富町、綾町に集中している。
清山市長:
市民の皆さんの個人情報や財産の情報などを扱いながら、どうやって手を差し伸べることができるか。医療福祉分野でこそ、行政、県や市が力を発揮しなければいけない仕事がたくさんあると思います。子供たちから障害のある方々、そして高齢者の皆さん、それぞれの方々が日々切実に何に悩み、苦しんでいらっしゃるのか。そこを地味であっても、一つ一つ細かいことであっても目を向けていただき、小さな改善・改革を重ねていただくことを期待したいと思います。
求められる「強い意欲と情熱」
高齢化と人口減少がさらに進む中、次期知事に求められる姿とはどのようなものか。清山市長はこう語る。

清山市長:
県民の生活、暮らしを良くするんだという強い意欲、情熱が知事に求められるんじゃないかなと思っています。なかなか簡単に解決策や結果が出ない課題であっても「なんとか自分の力で解決していきたい」という意志の力だと思うんですよね。
さらに、有権者が次の県知事を選ぶ際の基準についても言及した。
清山市長:
ぱっと見の政策のメニューを見比べるものではないと思っています。文言だけで政策のメニューを並べるというのはわりとできることです。重要なのは、その候補者の情熱や政治家としての実行力だと思っています。それぞれの候補者の生の言葉を聞いていただいて、見極めていただきたいと思っています。
私たちの暮らしに直結する医療や福祉、そして巨費を投じた施設の維持管理。表面的な公約の言葉だけでなく、候補者が持つ「本気度」や「実行力」をどう見極めるかが問われている。12月に迫った知事選に向け、候補者の「生の言葉」にしっかりと耳を傾けていきたい。










