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女子サッカークラブが半世紀愛されたブドウ園を事業承継 午前5時からの農作業と練習に奮闘

2026年10月31日

宮崎県新富町をホームタウンとする女子サッカークラブ「ヴィアマテラス宮崎」の選手たちが、半世紀にわたり地域に愛されてきたブドウ園を事業承継した。午前5時からの農作業と日々の練習を両立させながら、汗を流す選手たちの挑戦の日々に迫る。

【動画】地域に愛されてきたぶどう園を未来につなぐなでしこたち ヴィアマテラス宮崎の挑戦

愛された味を次の世代へ

宮崎県新富町にある「しんとみぶどう園」 。大きな張りのある実が特徴のシャインマスカットや濃厚でコクのある甘みのブラックシャインマスカット・富士の輝きなど、約50アールのハウスで7種類のブドウを栽培している。

収穫作業をしているのは、新富町をホームタウンとする女子サッカークラブ「ヴィアマテラス宮崎」の選手たちだ。ヴィアマテラス宮崎は2026年1月、50年続いた竹村ぶどう園を引き継ぎ、しんとみぶどう園をスタートした。

井上千里選手:
元々はこのぶどう園で竹村さんという方がブドウを作っていたんですけど、竹村さんがやめるとなったときに、ニューアグリベースという会社からお話をいただき、継ぐことになりました。

ヴィアマテラス宮崎の選手の多くは新富町の地域おこし協力隊としても働いていて、広報や学校サポートなど7つの班に分かれて活動している。

今回ブドウ園を引き継ぐことになったのは農業班の選手たち。

約半世紀にわたり地元の人から愛されたブドウ園を次の世代へ託した竹村さんの思いは選手たちにしっかりと受け継がれている。

川添ゆず選手:
すごく優しい方で丁寧に作業の内容とか教えてくれるし、「これはサッカーにつながるからね」と前向きな言葉をかけてくれるのでありがたかったです。

小牧明日香選手:
竹村さんが今まで守り続けてきたものを、どう発信していくかというところがモチベーションになっています。

選手たちは日々のトレーニングや試合と両立しながら、栽培や収穫、それに袋詰めや配送準備まで行っている。

ヴィアマテラス宮崎広報担当 柳田薫朋さん:
素直に尊敬しています。朝5時に起きて9時までぶどう園で作業して、そこから練習して。選手のセカンドキャリアの選択肢にもつながる。

継承後初のシーズンを迎えたぶどう園

7月、事業承継後初の収穫シーズンを迎えたしんとみぶどう園。選手たちはブドウを収穫し、A品・B品・C品と格付けを行う。

佐々木アナウンサーも収穫と格付けに挑戦しますが・・・

佐々木紅音アナウンサー:
Aじゃないですか?

井上千里選手:
C・・・頑張ってB!

上永ひかり選手:
農業班のグループラインがあるんですけど、そこにYouTubeの動画とか送られてくるので、それを見て勉強したりする。朝どれがよくて、日が昇っちゃうと気温が上がって甘さが出づらい。

直売所で販売されている選手たちのブドウ

こゆ農畜産物直売所「ルーピン」では、2024年12月のリニューアル前から長年にわたり竹村ぶどう園のブドウを販売。

事業承継後も引き続き取り扱っている。

こゆ農畜産物直売所ルーピン 林大輔さん:
竹村さんのブドウのファンがすごく多かったので、それを続けて販売できる喜びと、竹村さんのブドウが食べられるというので、ヴィアマテラス宮崎のを引き続き買ってくれる方は多い。

選手たちの目指すブドウ園とは

「地域の花になれ」というクラブスローガンのもと、ブドウ園を継いだ選手たちが目指すのは。

川添ゆず選手:
地域の方が笑顔になるようなブドウを届けられるブドウ園になったらいいなと思います。

農作業が終わり、練習に向かう選手たち。

「練習行ってきます!」

前オーナーから受け継いだ温かい思いを胸に、今日もグラウンドとブドウ園を駆け抜ける彼女たちの今後の成長と、美味しいブドウから目が離せない。

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