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宮崎の障害者雇用が約10年で1000人増 家具再生工房や合同説明会に見る現場の今

2026年10月12日

宮崎県内の民間企業における障害者の雇用数が、約10年間で1000人以上増加した。雇用の拡大を支えているのは、ごみとして出された家具の手入れを通じて働く場を提供する「リサイクル工房」や、保護者の進路への不安を軽くしようと合同説明会を企画する支援団体の存在だ。「働きたい」という純粋な思いに寄り添い、一人一人の可能性を広げる宮崎の温かな現場を追った。

【動画】働く意欲ある障害者の可能性広げる 就労支える事業者のとりくみ

増える障害者雇用

宮崎県内の民間企業における障害者の雇用数は、2016年に2492人だったが2025年は3546人となり、約10年間で1000人以上増加した。

宮崎市のエコクリーンプラザみやざき内にある「リサイクル工房」では、ごみとして出された家具の手入れをし、リサイクル品として販売している。

また、家具の清掃や工作教室の準備といった作業を通じて障害者の就労を支援しており、現在、知的障害のある24歳から60歳の16人が働いている。

リサイクル工房 福元敏行施設長:
気持ちや思いをなかなか伝えられない方が多いので、そこに気づいて聞き取りを行い、仕事への意欲や支援につなげていく活動をしている。一般就労が難しい方でも支援があれば働けるケースは多いので、そういう方の働く機会の場所になっていると思う。

2月に入社した庄司秀一郎さん:
仕事はだるいと思ったことはありません。むしろ楽しい。働く前は寝てばかりだったけど、土日に仕事があるだけでも楽しい。

保護者の進路不安を軽減へ

リサイクル工房は、障害者本人や保護者に広く活動を知ってもらう目的で「障がい福祉サービス事業所」合同説明会に参加。

福元施設長は「説明会を通じて工房の存在を知ってもらい、働きたいと希望する人が一人でも増えてほしい」と期待を寄せた。
この合同説明会は、県内の障がい福祉サービス事業所が加盟する団体「わくわくネットワーク」が2年前から開催している。

わくわくネットワーク 山口ともみ事務局長:
事業所のサービスや取り組みを知ってもらい、子どもの将来につなげてほしい。

事業所や支援団体の積極的な取り組みにより、県内では障害者が働く選択肢が着実に広がっている。「働きたい」という思いに寄り添い、一人ひとりの可能性を広げる支援の輪。誰もが自分らしく生き、自立できる共生社会の実現へ向けて、地域に根ざした歩みが続いている。

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