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白いカルシウム剤散布で日差しを反射 宮崎のミカン農家の猛暑対策

2026年08月25日

連日の猛暑が続く中、宮崎市のミカン農家が深刻な影響を受けている。強い日差しによる「日焼け」の被害を防ぐため、JA宮崎は新たな対策を試験的に導入。従来のテープ貼り作業に代わり、カルシウム剤を散布する手法で省力化を図る。厳しい気象条件に直面する生産現場の現状と、品質を守るための模索を追う。

【動画】暑さでみかんも日焼け...猛暑対策で真っ白に?日焼けを防ぐカルシウム剤散布と、農家を苦しめる雨不足

猛暑による果実の日焼け

連日の強い日差しは、農作物に甚大な影響を及ぼしている。

宮崎市のミカン農家では、果実の皮が変色するだけでなく、押すと非常に硬い状態になる「日焼け」の被害が課題となっている。日焼けしたミカンは品質が著しく低下し、出荷ができない。

白いカルシウム剤を導入

JA宮崎中央地区本部は、日焼け被害を減らすために試験的な対策を開始した。

宮崎市高岡町のミカン畑で栽培されている温州ミカン「日南1号」では、果実の表面を「ホワイトコート」と呼ばれる白色のカルシウム剤で覆う日焼け対策が行われている。
薬剤を散布して物理的に日差しを反射させることで、日焼けを予防する仕組みだ。2025年までは果実の一つ一つにテープを貼って対応していたが、散布による対策は大幅な省力化につながっている。

ミカン生産者 小窪聖也さん:
カルシウム剤の散布は1個1個テープを貼るわけではないので、時間や人間の労力は省力化されたんじゃないかなと思う。

安全性と出荷への配慮

導入されたカルシウム剤は、果実の表面に直接散布できるものとして農林水産省の農薬登録を取得している。
散布後は果実が白くなるが、雨などで徐々に薄くなるほか、最終的にはJAの選果場で洗浄されるため、出荷時の見た目や品質に影響はない。
過酷な環境が続く中、生産者は消費者に質の高い農産物を届けるため、新たな技術を取り入れながら奮闘している。

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