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【宮崎国スポ】「恩返しの相撲を」移住7年の加藤選手と、亡き父へ誓う松本選手の決意

2026年08月26日

2027年の宮崎国スポ・障スポの開催に向け、県内の相撲競技を牽引する選手たちが熱い稽古を重ねている。相撲の普及のために愛知県から移住して7年となる加藤順也選手と、今年5月に急逝した父への思いを胸に土俵に上がる松本拓也選手。それぞれの「恩返し」を胸に秘め、地元開催の舞台へ向かう選手たちの覚悟に迫る。

【動画】 【Link to 国スポ・障スポ】強い思いを胸に! 土俵に向かう2人の選手

移住7年の加藤選手が期す恩返し

7月、国スポへ向けた強化練習会が行われ、13人の選手が汗を流した。

この中に宮崎県成年チームの柱として活躍が期待されている2人の選手がいる。

延岡星雲高校教諭の加藤順也選手(29)と、松本拓也選手だ。

加藤選手は、身長170cm・体重146kgの恵まれた体格を武器とした突き押し相撲を得意としている。愛知県出身の加藤選手が宮崎県と縁を持ったのは、日本体育大学相撲部時代のことだ。

当時の監督から「宮崎県で相撲の普及と宮崎国スポに向けて頑張ってみないか」と打診を受けたことが転機となった。

加藤選手は「ぜひ頑張りたい」と応じ、7年前の大学卒業と同時に延岡市への移住を決意した。

これまでに4度、チーム宮崎の選手として国スポに出場している。

加藤順也選手:
もういよいよ宮崎国スポが来年になったということで気合いを入れてやっていかないといけない。結果で恩返しができるように頑張りたい。

亡き父に誓う「恩返しの土俵」

もう一人の注目選手は、延岡市出身で日向市役所に勤務する松本拓也選手だ。26歳の松本選手は、鵬翔高校から日本体育大学を経て、現在は地元の公務員として競技を継続している。身長168cm・体重110kgと小柄ながらも、気迫あふれる押し相撲を持ち味としている。

松本拓也選手:
とにかく立ち合いで相手に力を伝えることだけを意識して土俵に上がっている。

松本選手は現在、深い悲しみを乗り越えて大舞台を目指している。

松本拓也選手:
5月に父が急逝して、一時は本当に相撲をやめようと思っていた。

松本選手の活躍を楽しみに応援してきた父・太さんが突然の他界。そのショックから土俵に上がることすらできない日々が続いた。

それでも・・・

松本拓也選手:
父がきっと近くにいて「まだまだやれるぞ」と声をかけてくれているような気がするので、自分のできる最大の努力をして、最高の準備をして、この1年は命を懸けてでもやり抜きたいと思う。

松本拓也選手:
私にとっての宮崎国スポ・障スポは恩返しの土俵です。

宮崎国スポの相撲競技は、2027年10月1日から3日までの日程で、五ヶ瀬町総合公園G−パーク内の「五ヶ瀬ドーム」で開催される。

地元開催の重圧を力に変え、強化練習に励む選手たちの表情には一切の妥協がない。加藤選手の地域への思いと、松本選手の家族への誓い。それぞれの信念が交差する土俵で、宮崎県勢の躍進が期待される。

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