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貸出期間は3年間「18歳の図書館」が高校生に贈る、人生の節目を支える珠玉の一冊

2026年08月04日

進学や就職を控え、人生の岐路に立つ18歳。期待と不安が入り混じるこの時期に、宮崎県西都市で「3年間」という異例の貸出期間を設けた図書館が期間限定で開館した。地元ゆかりの大人たちが、悩み多き若者へ贈った「人生を変える一冊」。本を借りる際、彼らが3年後の自分へ託したメッセージとは。若者と故郷をつなぐ、温かな試みを取材した。

【動画】3年後の自分へもう一度読んでほしい本を 日本一貸出期間が長い図書館「18歳の図書館」

3年後の自分へ届ける手紙

宮崎県西都市で、将来の進路に不安を抱える学生を勇気づけるための「18歳の図書館」が3日間限定で開館した。

日本一長い貸出期間を掲げるこの図書館は、進学や就職という人生の大きな節目を迎える18歳の若者を対象に「3年後の自分へ、もう一度読んでほしい本」を貸し出すものだ。

選書には、西都市出身の歌手・JILLEさんをはじめ、市の内外で活躍する多彩な大人が協力した。高校生が抱える悩みや葛藤を想定し、それぞれの経験に基づいた一冊が選ばれている。

利用する高校生は、展示された本のタイトルを頼りに、現在の自分に最も寄り添う一冊を選択する。

本を借りる際には、読後の感想や将来の自分に向けたメッセージを記入する仕組みだ。記入されたメッセージは、事務局が保管し、3年後に本人へ郵送される。

高校3年生:
自分は今高校3年生で進路について悩んでるから、そういった本がないかと思ってきました。

高校3年生:
将来の夢が放射線技師なんですけど、一人でも多くの患者の心配をなくすような人になりたいなと思ってます。

若者と故郷をつなぐ心の接点

この取り組みは西都市が2年前から行っていて、事務局を務めるまちづくり団体「まちづくり西都KOKOKARA」は、「若者が地元を離れていくという課題に対し、本を通じて地元を思い出してほしい」としている。

「18歳の図書館」は7月22日~24日まで開かれた。
3年という歳月は、18歳の若者にとって、社会人や大学生として大きく羽ばたくための準備期間でもある。離れていても、西都市で出会ったその一冊が、迷った時の道しるべになるはずだ。そして3年後、届いた手紙を読み返した時、彼らはどんな顔をしているのだろうか。故郷から贈られたこの小さな物語は、若者たちが新しい世界へ踏み出すための、何よりの支えとなるに違いない。

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