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【Jリーグ夏キャンプ】最適解を求めて議論の末、宮崎県は全国最多13チームを受け入れ
2026年07月17日

Jリーグの秋春制移行により、これまで「冬の風物詩」だったキャンプが「夏の挑戦」へと様変わりした。平均気温の高い宮崎県にとって、夏の誘致は未知の領域だったが、全国最多の13チームが宮崎に集結することに。スポットクーラーの増設やアイスバスの設置、テント増設など、チームの要望を一つ一つ「最適解」へと変えていく宮崎市の取り組みを追った。
【動画】Jリーグ夏キャンプ 最適解を求めて議論の末、宮崎県は全国最多13チームを受け入れ
シーズン移行で変わる日程
Jリーグは、2026年、ヨーロッパの主要リーグに合わせる形で試合日程を刷新した。

これまでは2月から12月にシーズンが行われていたが、新たなスケジュールでは8月から12月まで試合を行い、ウィンターブレイクを挟んで翌年2月下旬に再開、5月までリーグ戦が続く。
この変更に伴い、チームが調整を行うキャンプの時期も、従来の「冬」から開幕前の「夏」へと移った。厳しい暑さが予想される宮崎県は、キャンプ地として選ばれなくなるのではないかという危機感もあったが、結果として県内では13チームがキャンプを行うことになった。宮崎県によると、これは全国最多の受け入れ数だ。
宮崎市観光協会の甲斐望貴恵さんは、10年近くにわたってJリーグのキャンプ支援に携わってきた。

宮崎市観光協会スポーツ催事課・課長代理 甲斐望貴恵さん:
思ったよりも需要があったんだなと。たくさんのチームからリクエストをいただけたと思っています。トータル的な環境の良さというのが一番、チームもおっしゃっていた。長年受け入れてきた実績とノウハウというところで信頼関係が築けていたので、そういった居心地の良さというのもポイントになっていたのではないかと思います。
甲斐さんは、3年前にシーズン移行の議論が始まった当初、「宮崎からサッカーキャンプがなくなってしまうのではないか」という強い不安を感じたと振り返る。
甲斐望貴恵さん:
キャンプがなくなっちゃうかもなというのが、一番最初によぎりました。一番はやっぱり宮崎のこの暑さ。選手もそうですし、働いている施設の皆さん、見に来てくれるサッカーファンの人もそうですし...。
暑さに対する様々な対策
南国宮崎の「暖かさ」を売りにしてきた冬から、「厳しい暑さ」の夏のキャンプへ。

県内で最も多い8チームを受け入れる宮崎市は、スポットクーラーなどをグラウンドに設置する。また、チームからは氷水を入れる「アイスバス」の要望があった。
甲斐望貴恵さん:
より早く、体にこもった熱をクールダウンするという意味で、今それぞれのチームの練習場にも置いている備品ということだったので、準備させていただきました。
冷却器具の追加なども臨機応変に対応できるよう検討している。
甲斐望貴恵さん:
これで一回やってみようかと、チームと一緒に考えて出した今の「最適解」かなと思っています。
暑さ対策のテント増設
7月10日、J2徳島ヴォルティスがキャンプインしたひなた宮崎県総合運動公園ラグビー場には、暑さをしのぐ場所があまりない。

冬のキャンプの時期であれば、物などを入れる場所としてテントは1つだけで済んでいたが、今年は夏ということで、暑さをしのぐ場所、そして選手たちが汗をかいて着替える場所として、さらにテントを二つ増やしてほしいと要望があったということだ。
キャンプ受け入れのための要望対応
要望への対応はキャンプ受け入れの鍵となっている。

横浜FCスポーツダイレクター 重田征紀さん:
ホテルでの食事、グラウンドの状況、多くのチームが集まるということで、練習試合等を実施しやすいというところで宮崎県にお世話になるということを決めました。
シーズン移行が決まった後、宮崎市は約3年間、チームと議論を重ねてきた。
甲斐望貴恵さん:
長い時間をかけて、チームの方とコミュニケーションをとってこれたので、そういった意味で「よし、夏やってみようか」という決断につながったのではないかと思います。

選手にとってもターニングポイントとなるシーズン移行は、宮崎の暑さの中でやってきたという選手の体力と自信にもつながるかもしれない。ウィンターブレイク中のキャンプ受け入れも見据え、サッカーに集中できる環境をチームとともにめざす夏になる。










