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「あ、ここにもある」が育児を変える。1畳の個室ベビーケアルーム「mamaro」が広げる子育ての輪

2026年07月28日

赤ちゃんの授乳やおむつ替え、外出先で「場所がない」「男性が入れない」と困った経験はないだろうか。こうした子育て世代の悩みを解消する、わずか1畳の完全個室ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」が注目を集めている。男女問わず利用できる便利な空間として評判を呼ぶ中、宮崎県内でも導入が進む、その魅力を取材した。

【動画】 公共施設に「個室授乳室」を順次設置へ 男女問わず利用可能な一畳の空間「mamaro」

気軽に利用できる個室授乳室

宮崎県都城市のイオンモールでは、家族連れが多く集まるフードコートの近隣にベビーケアルーム 「mamaro」を設置している。

1畳ほどの広さで色合いも優しく、空間になじんでいる。

天井部分は通気性を確保した構造となっており、室内には荷物用フックやコンセントを備える。大人2人でも十分な広さで、授乳やおむつ替えにも安心して利用できる空間だ。

mamaroは、赤ちゃんを連れて外出する際に「授乳室が遠い」「空いていない」「男性が入れない」といった悩みを解消しようと、神奈川県に本社を置くTrim(トリム)が開発した。

Trim 長谷川祐介社長:
授乳室って本来あって当たり前なんですけど、実際には数が全然足りていない。一方で、施設側も作りたいんだけどスペースや工事・コストなどの関係で非常にジレンマを抱えておりました。この両者の問題を解決するために作ったのが、置くだけで簡単に、かつ安心の個室のベビーケアルーム。

Trimでは、誰もが利用しやすいようユニセックスなデザインを採用しており、性別を問わず育児に参画できる環境を整えている。

「mamaro」の導入について、イオンモール都城駅前の担当者は... 

イオンモール都城駅前 鮫島涼さん:
コロナ禍でキープディスタンスとか、「距離を取りましょう」という背景もあったと思います。その中で、個室でゆったりと過ごせるというのは需要があるんじゃないかなということもあり、導入させていただいた。

イオンモール都城駅前での利用回数は月平均約60回で、利用者から好評とのことだ。

利用者(女性):
授乳とかもしやすいと思います。一人より、やっぱり人がいた方が、おむつとかミルクとかもあげやすいので、いいなと思います。

利用者(男性):
男性が入れるということ、気軽に使えるということで、人の目とか気にせず使えるので助かります。ソファなんかも置いてあって、手すりというか赤ちゃんがつかまるところもあるので便利です。

「あ、ここにも」が社会を変える

「mamaro」は2017年の誕生以来、商業施設や公共交通機関など全国で900台以上が導入されている。

宮崎県内では、2025年にえびの市役所にも設置された。

Trim 長谷川祐介社長:
いつか自分や家族、友人が使って助かる場所になるということで、見かけたら「あ、ここにもある」と気付いてもらえるだけでも、社会は少しずつ変わっていくのかなという風に考えています。

父親も母親も気兼ねなく育児に参加できる環境づくりは、子育てしやすい地域社会の実現に向けた大きな一歩。「mamaro」のような取り組みがさらに身近になることで、宮崎での子育てがより快適で温かいものになっていきそうだ。

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