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国内わずか11頭 マサイキリン「ヒマリ」が宮崎から鹿児島の動物園へお嫁入り

2026年06月20日

宮崎市フェニックス自然動物園で親しまれてきたマサイキリンの「ヒマリ」が、鹿児島市の平川動物公園にお嫁入した。国内にわずか11頭しかいない希少なマサイキリンの血統を未来に繋ぐためだ。家族や飼育員との別れを惜しみつつ、新たな地へと足を踏み出したヒマリの姿を追った。

【動画】マサイキリンのヒマリが嫁入り 宮崎市フェニックス自然動物園から鹿児島の動物園へ

希少なマサイキリンの保存

宮崎市フェニックス自然動物園のマサイキリン、ヒマリ(2歳・メス)は父・トウマと母・コユメの間に生まれ、弟のシュウマとともに4頭の家族で過ごしてきた。

 今回の移動は、日本動物園水族館協会の管理計画に基づき、国内に11頭しか存在しないマサイキリンの種を保存するための重要な任務を伴うものだ。

 宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長:
日本のマサイキリンのために嫁入りしますから、笑って送り出します。

 輸送の準備が進む中、ヒマリのために用意された餌を母コユメと弟のシュウマが食べてしまうといった、家族ならではの微笑ましい光景も見られた。

 準備開始から約20分後、ヒマリが輸送箱へ入ると、職員によってシートが被せられた。移動中に長い首を守るためのものだ。

 慣れない環境にヒマリが動揺し、箱の中でバタバタと動く場面もあったが、箱は慎重にクレーンで吊り上げられ、トラックの荷台に固定された。

 キリン飼育員15年 加治洋一さん:
やっぱり寂しいですよね。キリンはたくさんいると迫力があるので。若いので元気もよくて、やんちゃというか元気いっぱいの子でした。

鹿児島到着、新たな生活へ

竹田園長も、現地の個体と仲良くなり、赤ちゃんが誕生することを願っていると期待を寄せた。

宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長:
向こうで慣れてもらって、向こうの男の子と一緒になって赤ちゃんができるといいな。

 ヒマリを乗せたトラックは職員に見守られながら園を出発し、6月10日午後2時ごろ、無事に平川動物公園へと到着した。今後は新たな環境に順応しながら、将来の繁殖を目指すこととなる。

宮崎で愛された「おてんば娘」が、鹿児島で仲間たちと仲良く過ごし、将来的に赤ちゃん誕生という嬉しいニュースが届く日が今から待ち遠しい。

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