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真っ白な「きくらげ姫」に人生全振り 元F15戦闘機のパイロットが娘の健康を願い農家に転身
2026年05月26日

「次の人生、これに全振りしたい」そう語り、航空自衛隊を退職した翌日に農業の世界へ飛び込んだ男性がいる。宮崎県佐土原町で生産される、雪のように真っ白な「きくらげ姫」。なぜ、きくらげ農家への転身を選んだのか?地元の名店も絶賛する驚きの食感と、挑戦の裏側にある感動的な家族の絆に迫る。
【動画】 JP ナビゲーションをスキップ 検索 作成 アバターの画像 航空自衛隊の戦闘機パイロットから転身 「白いきくらげ」の生産者へ
退職翌日に開業「人生全振り」の決断
「白いきくらげ」の取り扱いが、いま宮崎県内で広がっている。

「白いきくらげ」は、一般的に食べられている「黒いきくらげ」の突然変異で誕生したキノコの一種で、味や香りに癖がなく、コリコリとした食感が特徴だ。豊富な食物繊維とアミノ酸などが含まれるとされている。

この白いきくらげを「きくらげ姫」と名付け生産しているのが、宮崎県佐土原町にある「きくらげ堂みやざき」の恩田敦司さんだ。
きくらげ堂みやざき 恩田敦司代表:
(1分程度茹でた)お刺身やサラダで食べていただくこともできる食材。次の人生、これやりたいなと思ったのが「白いきくらげ」だったので、これに人生全振りしようかなと思って取り組んでいる。

恩田さんは21年間勤務していた航空自衛隊を2025年7月に退職。転職のきっかけは、思春期の娘たちの肌荒れだった。食べ物で改善できないかと、約3年間様々な食材を食べさせる中で出会ったのが「白いキクラゲ」だ。
きくらげ堂みやざき 恩田敦司代表:
ある日曜日の朝テレビを見ていたら「きくらげの特集」をやっていて、すごいなと思って。一度「白いきくらげ」を見てみたいと思って、電話をして、農家に押しかけた。食べるものが良くなると内側から整っていくのか、肌荒れも落ち着いてきたなというのが親から見た感想。これはすごいな、おいしいなと思った。

子供たちが安心して食べられる食材を作りたい。そう考えた恩田さんは、航空自衛隊を退職した翌日に、夫婦で「白いきくらげ」の生産、加工、販売を行う「きくらげ堂みやざき」を開業した。

専用の栽培室で育てられた「白いきくらげ」は、その美しさと肉厚な食感から「きくらげ姫」と名付けられた。
地元の飲食店も絶賛する「驚きの食感」
「きくらげ姫」の評判は、すぐに地元の料理人の間でも広まった。県内16のスーパーとレストランで提供されるなど広がりを見せている。

フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー の日本料理「日向海」では、コース料理の椀物に恩田さんの「白いきくらげ」を使っている。

口当たりは滑らかで癖がなく、料理の味を引き立てる。

日本料理日向海 鶴田浩一料理長:
年間を通してお吸い物には入れていこうと思っている。お吸い物の味を変えても全部その味に染まってくれる。「白いきくらげ」を食べたときのお客さまの驚きが、僕もすごく嬉しい。
家族の絆とこれからの夢
子どもたちのために始めた挑戦。家族はどのように感じているのだろうか。

妻 さやかさん:
転職したいと言われたときには、「はいどうぞ」と言えるような心持でいようと思っていたので、作りたいものを見つけたのであれば応援する。
三女 宙來さん:
最初はやめておいた方がいいなと思った。頑張っているなと思う。
長女 愛夕さん:
ああこんなふうに頑張れる人なんだなって。ずっと飛行機に乗っていて、見たことがなかったから。大好き。
深い愛情から始まった「きくらげ姫」づくり。家族に見守られながら、元航空自衛隊員が宮崎の地で育てるきくらげは、これからも食卓を通して多くの笑顔を広げていくことだろう。











