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「人影が消え、静まり返った市街地で」自衛隊による緊迫の不発弾処理作業は約2時間で無事終了 戦後80年経っても残る「戦争の遺物」はいつまで...
2026年01月21日

1月17日、宮崎市役所近くの大淀川で発見された不発弾の処理作業が行われた。周辺の約1,100世帯、1,700人を対象に避難指示が発令される中、陸上自衛隊による慎重な作業が約2時間にわたって続けられた。全長約120センチに及ぶ不発弾から2つの信管が取り外され、安全が確認されるまで緊迫した時間が流れた。
【動画】大淀川で見つかった不発弾 自衛隊による処理 約2時間で無事に完了
川底から不発弾みつかる
1月5日午後1時30分ごろ、宮崎市役所近くの大淀川の掘削工事中に不発弾のようなものが見つかった。

午後10時ごろから佐賀県の陸上自衛隊目達原駐屯地の不発弾処理隊が現地で作業。
見つかったのは、長さ約1メートル20センチのアメリカ製の250キロ爆弾の不発弾と確認された。

その後、衝撃を与えないよう周りを土嚢で囲む、当面の安全措置が取られた。
不発弾処理と避難計画
7日、今後の対応について会議が開かれ、1月17日に処理が行われることになった。

約1100世帯、約1700人に当日、避難指示を発令すると発表。また、17日午前9時45分から不発弾の処理が終了するまで周辺道路を交通規制すると発表した。
当日、厳戒態勢下の避難指示
不発弾処理当日、17日午前9時30分、自衛隊や警察、消防などの関係機関による災害対策本部が設置された。

処理開始の約1時間前となる午前9時45分ごろ、宮崎市橘橋近くの現場周辺では警察による交通規制が開始。

消防団は「避難区域の皆さんは、午前11時までに指定区域外へ避難してください」と呼びかけ、警戒区域周辺では臨時休業する店舗も目立った。

午前10時には、対象となる約1,100世帯、1,700人に避難指示が発令された。70代の男性は、解除されるまでラジオを聴きながら市内を回ると話し、ペットを連れた60代の男性もペットとともに避難。
宮崎小学校など3カ所に設置された避難所には27世帯30人が身を寄せた。
緊迫の信管離脱作業
住民の避難が完了した午前11時、不発弾の処理作業が開始された。

警戒区域内は人影が消え、静まり返った。自衛隊員は、不発弾本体から起爆装置となる弾頭と弾底の2つの信管を取り外す作業に着手。現場では不発弾と思われる物体を慎重に持ち上げる作業が進められた。

作業開始から約2時間が経過したころ、災害対策本部に「弾底信管の離脱が確認された」との報告が入ると、会場内には拍手が湧き起こった。
その後、無線を通じて不発弾の処理終了と安全確認が伝達され、発令されていた避難指示は解除。

自衛隊員5人による作業完了後、土のうで作られた防護壁の中から、全長約120センチ、直径約36センチの不発弾本体と、取り外された2つの信管が無事に取り出された。

今回、迅速な避難誘導と自衛隊による確実な作業により、大きな混乱もなく処理は完了。交通規制も解除され、宮崎市民に平穏な生活が戻った。

目達原駐屯地 第104不発弾処理3等陸佐 遠矢博史隊長:
発見されてから非常に短い期間でしたけれども、隊員もしっかり準備をして、スムーズに安全化ができたということで非常に安心しております。
宮崎市の中心部を流れる大淀川付近で発見された戦時中の遺物は、数十年のときを経てようやく安全に回収された。県内で発見された不発弾は、統計を開始した1994年以降、今回で9発目となる。











