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アカデミー賞公認シェフ ウルフギャング・パックさんが「宮崎牛」生産現場を視察「みやざき大使」に委嘱も

2025年11月14日

アカデミー賞のアフターパーティーで30年以上にわたり料理の総責任者を務める著名な料理人・ウルフギャング・パックさんが、かねてより熱望していた宮崎県を初訪問し、宮崎牛の生産現場を視察した。

【動画】アカデミー賞公認シェフ ウルフギャング・パックさんが「宮崎牛」生産現場を視察「みやざき大使」に委嘱も

「宮崎牛が一番のお気に入り」とパックさん

アカデミー賞のアフターパーティーの料理を前に、2月、パックさんは宮崎牛について熱弁をふるっていた。

ウルフギャング・パックさん:
これは私のお気に入りのステーキ、宮崎牛。日本の南、九州の肉です。すべてのスターが本当に好んで食べるステーキです。

宮崎県都城市出身の映画監督・曽原三友紀さんのアピールもあり、パックさんは2018年からアカデミー賞のアフターパーティーで、「宮崎牛」を使った料理を提供している。

「宮崎を訪れたい」という思いを持ち続けていたパックさん。その願いが叶い、11月3日、息子や妻などと共に宮崎空港に降り立った。

この宮崎招聘は、宮崎牛を世界に発信してきたパックさんへの感謝を込めて、JAみやざきとミヤチクが行ったものだ。

生産現場で品質と味に感嘆

パックさん一行は、11月4日から3日間、宮崎牛の農場や加工場などを視察した。4日には、2022年の全国和牛能力共進会で日本一に輝いた高千穂町の佐藤孝輔さんの農場を訪れ、牛舎を見学したり、牛に餌をあげたりしながら、生産者と交流を深めた。

宮崎市に戻った一行は、JAみやざきで栗原俊朗組合長と面会。「宮崎牛」と書かれた帽子が贈られると、パックさんは宮崎牛のポスターにサインをして応えた。

ウルフギャング・パックさん:
宮崎は大変質がいいとよくわかっている。質だけでなく、実際味も良く、お客さんも宮崎牛にと満足いただいている。これからもずっと宮崎牛をと考えている。

歓迎パーティ

4日夜には宮崎市で歓迎パーティーが開かれ、JAみやざきなど関係者約60人が参加した。

ウルフギャング・パックさん:
素晴らしい産物は素晴らしい努力のうえにできるというものを証明しているのは皆さんです。宮崎牛は私にとって最高級品です。

パーティーで提供された県産食材を使ったコース料理のメインは、もちろん宮崎牛。鉄板焼きが提供された。

パックさんは、「おいしいです!」と満面の笑みを浮かべた。

「みやざき大使」に委嘱

11月6日、宮崎県庁を訪れたパックさん。アカデミー賞のパーティーに「宮崎牛」を採用した功績を称えられ、河野知事から感謝状が贈られたほか、みやざき大使に委嘱された。

河野俊嗣知事:
ウルフギャング・パックさんのおかげで、宮崎牛がアメリカで、また世界に向けて魅力を発信することができたので、大変うれしく思っています。

パックさんは、「本当に宮崎牛が大好きです。北海道から九州まで日本各地の様々な牛肉を試食しましたが、宮崎牛が一番のお気に入りです」と語った。

ウルフギャング・パックさん:
世界クラスの施設を見ました。そして、ご存知の通り、牛肉は世界クラスで、私たちのお気に入りの中でも一番です。そのため、牛が飼育されている場所を見学できたこと、どのように(牛肉が)加工されているかを見て、試食したこと、これ以上ないほど素晴らしい経験でした。宮崎に数日滞在できたことに、とても感銘を受けました。

みやざき大使への委嘱は、パックさんで175組目となる。

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