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「バス無料デー」初実施でバス停に行列 県内の路線バス・コミュニティバスが何度でも無料に 初の取り組みに利用者は...?

2025年10月17日

宮崎県内で路線バスなどが無料で利用できる「バス無料デー」が初めて実施された。10月と12月に計4回行われるこの取り組みは、バス利用者の増加と地域活性化を目的とした初めての試みだ。

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 バス無料デー、初日は大盛況

宮崎県と県内市町村、バス会社などで構成される県バス利用促進協議会は、10月15日(水)に県内路線バスと一部コミュニティバスの無料運行を実施した。

無料の対象は、宮崎交通や三和交通など5つの交通事業者と、延岡市、日向市、門川町が運行するコミュニティバスだ。

県内のバス停で降りる場合、運賃は無料となり、誰でも何度でも利用可能となっている。

15日、宮崎駅では多くの利用客がバス停に列を作った。

利用客は...

利用客 宮交シティ行き:
子供の誕生日なので遊び場に連れて行こうと思って利用します。これで乗る人が増えたらいいと思うし、これからもあればまた乗りたいなと思う。

利用客 20代:
ちょっとネットで見て利用してみようかなということで、堀切峠とか日南の方にもこれから行こうかなと思っている。

普段は自家用車を利用するという60代の利用客は、「滅多に乗らないけど、きょうはバスが無料なので行こうかなと思って、お友達と」と、無料デーをきっかけにバスを利用することにしたという。

今後も開催予定

県総合政策部総合交通課 三原研一主幹:
ぜひきょうだけではなくて、引き続きバスにお乗りになっていただいて楽しんでいただければ。

このバス無料デー、次回は10月19日(日)に開催される。さらに、12月には17日(水)と21日(日)にも実施される予定だ。

 4人に1人が「バス利用経験なし」

宮崎県バス利用促進協議会が2024年度に実施したアンケートによると、回答した1908人のうち26.5%にあたる507人が「県内で路線バスを利用したことがない」と答えた。

また、「どうすれば利用するか」という質問に対しては、「自分で運転ができなくなったら」という回答が最も多い1147人。次に「運行本数が増えたら」の418人。家族等の送迎がなくなったら」が413人だった。

県は約6000万円の予算を投じており、期間中にアンケートなどを実施して、取り組みの効果を検証する方針だ。

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