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茶畑に囲まれた茶室で心穏やかなひとときを過ごす 世界的抹茶ブームが"若者のお茶離れ"を解消か?「こんなことはなかった」国内外から抹茶の問い合わせ相次ぐ

2025年10月14日

若者のお茶離れが課題とされる中、世界的抹茶ブームを追い風に、新たなビジネスチャンスを捉え、宮崎産抹茶のブランド化に注力する企業に注目する。

【動画】茶畑に囲まれた茶室で心穏やかなひととき 世界的抹茶ブームが"若者のお茶離れ"を解消か?

茶畑に囲まれた茶室で味わう

宮崎県新富町の茶園で、秋の新芽を眺めながらお茶を楽しむイベントが開かれた。

藤崎祐貴アナウンサー:
茶畑を一望できる特別な空間でお茶を飲むことができるこのイベント、私もいただいてみたいと思います。ものすごく香りが豊かで甘みがありますね。社長、おいTEAです。

新緑園で10月に開かれた「茶室おくつろぎ企画」。

7日は、宮崎県内外から6人が参加し、茶畑に特設された茶室で黒木信吾社長が淹れた県産の3種類の緑茶を飲み比べながら、心穏やかなひとときを過ごしていた。

参加者:
風を感じられるのが良いんじゃないでしょうか。本当に美味しいお茶でした。

参加者:
おいしく淹れるお茶、環境でまた味も変わるということを、また帰ってみんなに伝えたいと思う。

若者のお茶離れを受け、茶の魅力を少しでも広めようと6年前にこのイベントを始めた黒木社長。

しかし、この半年で、お茶を取り巻く環境が大きく変わったと感じている。

新緑園 黒木信吾社長:
この半年ぐらい国内外から色々な抹茶の問い合わせが来ていて、その対応に取り組んでいるところ。半年で30~40件は来ている。こんなことはお茶をやっていてなかった。はじめて。

新たなビジネスチャンス到来

海外を中心に巻き起こっている抹茶ブーム。農林水産省によると、抹茶の原料となる「てん茶」の生産量はここ10年で約2.7倍に増えているという。

新緑園では抹茶需要の高まりを受け、宮崎や鹿児島で生産された「てん茶」を仕入れ、自社で抹茶にして販売する事業を9月から始めた。

新緑園 黒木信吾社長:
生産者の方が作った宮崎の抹茶が、宮崎の販売社を経由せずに県外の商社から展開されているので、できるだけ宮崎のお茶屋さんが取り扱って宮崎茶のブランドとして宮崎の抹茶を少しでも展開していきたいと思っている。

新緑園では、宮崎産抹茶の販売を目指していて、11月には新たな機械を導入するなど事業を拡大していく計画だ。

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