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「高校生平和大使」の講演会 核廃絶と平和教育の大切さを被爆3世が訴える

2025年08月21日 12時00分

核兵器の廃絶と平和の実現を目指して活動する「高校生平和大使」の講演会が20日、宮崎県日南市で開かれました。

講演会には日南市の小中学校に勤める教職員などおよそ350人が参加しました。講師は第27代高校生平和大使で、長崎市の被爆3世である津田凛さんと大原悠佳さんです。

2人は、小学生向けの平和教育での取り組みを実演。世界に1万2340発ある核兵器の数をBB弾に置き換え、バケツに落とすことで、その多さを目と耳で体感させます。

また、2人は去年、日本被団協のノーベル平和賞の授賞式に出席。被団協のスピーチを多くの人が涙ながらに聞いていたことを明かしました。

(第27代高校生平和大使 大原悠佳さん)
「それだけ被爆者の方々の声には重みといいますか、人の心を動かす影響力があるということを再認識しましたし、そういった被爆者の声を、これから被爆者の方々がいなくなる日が近づく前に、私たちがどうやって引き継いでいくべきなのかというのを考えていく責任があるのだないうことを実感しました」

(中学校の教員)
「すごく自分の意思をしっかり持って、平和について発信していっているのが素晴らしいと思いました」

(小学校の教員)
「学校に戻って、子どもたちに平和教育を行っていきたいなと思いました」

講演を聞いた教職員は、改めて平和教育の大切さを感じていました。

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