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津波検知が20分早くなる 南海トラフ海底地震津波観測網「N-net」沿岸システムの活用開始
2025年11月20日 16時02分
南海トラフ海底地震津波観測網「Nーnet」について、気象庁は20日正午からすべての津波観測データの活用を始めました。これにより、津波の検知は最大でおよそ20分早くなります。
南海トラフ海底地震津波観測網「N-net」は、南海トラフ地震の震源域と想定される高知県沖から日向灘の沖合と沿岸に整備されたシステムです。地震計や津波計を備えた海底ケーブルで、より早く、地震や津波の発生を検知します。
気象庁は、今年6月に整備が完了した沿岸システムの津波計について観測データの正確性を検証してきた結果、津波警報などの発表に活用できると判断しました。
沿岸システムの津波観測データは20日正午から活用が始まり、これにより、沖合システムのデータと合わせて発生場所によっては、最大でおよそ20分早く津波を検知できるようになるということです。
また、気象庁は、データの活用は、津波の高さに関する予測精度の向上にもつながるとしています。











