NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

延岡市で車中泊避難の訓練を実施 健康管理や装備の課題が浮き彫りに

2026年11月06日 18時20分

みんなと防災のコーナー、テーマは「車中泊避難」です。
7月28日に発生した熊本地震から3カ月あまりが経ちますが、熊本県では、今も1000人近くの人が避難生活を送っています。
こうした中、宮崎県延岡市では、先週、車中泊避難の訓練が行われました。
地震、大雨など災害が相次ぐ中、プライベートな空間を確保できる車中泊避難が増え、避難のあり方が多様化しています。訓練では、様々な注意点が見えてきました。

訓練に参加したのは、一人暮らしの人、子供がいる家族、車いすの利用者などです。2歳から75歳まで40人が参加しました。

(参加者)
「車いすだけのユーザーの方が、どういうとこ困るかなというのは、自分なりに確かめることはできますので、そのへんちょっと見てみようかなと思ってます」

(延岡市災害支援課 村上智紘主任主事)
「我々、受け入れる行政としても、どういった準備、マニュアルが必要なのか、そういったものを考えていきたいと思います」

車中泊避難では、プライバシーが確保できる一方で、健康管理が課題となります。

(保健師)
「体調はいいですか?」
「はい」

訓練では、エコノミークラス症候群を防ぐため、水分を取って、足を上げて眠るよう、保健師が呼びかけました。

また、車中泊避難に詳しい、さんすい防災研究所の山崎水紀夫代表が、参加者にアドバイス。

(さんすい防災研究所 山崎代表)
「これ(運転席)前ずんとやってもきついかな」

(アドバイスを受けた参加者)
「体がまっすぐ足まで伸ばせてるので、こっちのほうが楽かなと思います」

座席の足元に段ボール箱を置いて、足を伸ばせる状態を作ることがポイントです。

(家族連れの参加者)
「僕が助手席で、子供3人と妻が後ろで寝てみます。実際災害があって、何週間、何カ月ってなると厳しそうですね」

(さんすい防災研究所 山崎水紀夫代表)
「家族4人がきちんとしたフラットで寝れる状態の車はなかなかないので、(家族で)体育館と車と分散避難をしてもらうことも、エコノミークラス症候群とか健康対策で言うと、考えてもらった方がいいかもしれないです」

翌日、午前6時…

(家族連れの父親)
「あんまり寝れませんでした。狭い。寝返りがうてない、というのがありましたね」

(参加者)
「寝れなくてですね。3時に目が覚めました。やっぱり足先が冷たくなってですね」

一方で、こんな人も。

(参加者)
「気持ちよく寝られました。マットとか用意してたので」

眠れた人と眠れなかった人の割合は、半々だったということです。

(さんすい防災研究所 山崎水紀夫代表)
「装備が十分でなくて寒かったとか、そういった声が分かれたのがあったと思います。実際、自分が持っているものが使えるかどうかというのは、家の前でもいいんですけれども、一度試して、やっておいてから本番を迎えたほうがいいと思います」

(延岡市災害支援課 村上智紘主任主事)
「市民にも、事前にこういった備えを自分たちでしておくといいとか、そういった部分をこれから周知していければと思います」

延岡市では訓練を検証し、今年度中に「車中泊避難マニュアル」を策定することにしています。

Top