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在来ヤマメを守る 上小丸川漁協組合 若き組合長の挑戦【カメラマンリポート】

2026年10月01日 18時20分

特集です。
渓流の女王とも呼ばれるこちらの「ヤマメ」。
県内では、10月1日から禁漁期間に入りました。

上小丸川漁業協同組合では、今年、県内最年少となる31歳の組合長が誕生し、在来のヤマメを守るための取り組みが行われています。

夏の暑さも落ち着いた9月…小丸川上流にも秋の足音が聞こえてきました。

(上小丸川漁協 長友智紀組合長)
Qヤマメとは?
「自分の人生を豊かにしてくれたものです」

今年、小丸川上流を管理する上小丸川漁協の新しい組合長に選ばれた長友智紀さんです。
長友さんは、美郷町南郷出身の31歳。
大学では、ヤマメの生態を研究していました。

(上小丸川漁協 長友智紀組合長)
「一番好きなのは見た目です。一匹一匹個体によっても模様が違うし、川によっても傾向が違う。季節によっては産卵期になるとすごく赤い色を見せたり、サケ科の魚らしくいかつい顔になったり。時だったり場所だったりによって違う姿を見せるところが好きです」

上小丸川漁協では、長友さんを中心に4年前からヤマメの産卵場づくりなど増殖活動を行ってきました。
そして、今回行われたのが「移植放流」。
ヤマメがいなくなってしまった小丸川の支流に、釣り人が別の支流で釣ったヤマメを放流するものです。

(上小丸川漁協 長友智紀組合長)
「移植放流を行う先の谷はもともとヤマメが居たのですが、災害などで絶滅した谷で、そこに持ってくるヤマメは何万年の昔から小丸川に住んでる在来個体群と呼ばれるヤマメです。ヤマメの遺伝子を守りつつ、絶滅した谷のヤマメを復活させる活動です。養殖のヤマメを放流しても繁殖しにくいため、在来の元気なヤマメを放流する必要があります」

この日は九州各地から集まった釣り人たちが二つの支流に分かれてヤマメを釣り、いけすで生きたまま放流先へと運びました。

(上小丸川漁協 長友智紀組合長)
「最初の1年目2年目で要領を得なかったところもあるのですが、去年から形になってきて、去年放流したヤマメが産卵をして、その子供たちが増えているのが確認できています。」

今年も去年と同じ支流に放流し、在来ヤマメの命をつないでいきます。

(上小丸川漁協 長友智紀組合長)
「大学に魚の勉強をするために行ったのも漁協活動をしたかったからなので、ようやく夢の実現に一歩踏み出せたのと(組合長としての)責任感を感じてます。この活動を通じて、小丸川のヤマメが増えること。もう1つは地域外の釣り人を巻き込んでいって地域おこしの観点からも川が盛り上がっていけばいいなと思います」

若きリーダーの故郷を思う活動が成果を見せ始めています。

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