番組表
教職員の働き方改革 都城市の小中学校 フレックスタイム制を試験導入
2026年09月14日 18時20分
将来に向け教員不足の解消は喫緊の課題となっています。
宮崎県都城市では教職員のワークライフバランスを重視していこうと、小中学校の教職員を対象にフレックスタイム制を試行しています。
(戸高涼平記者)
「出勤時間が自由に選べる教員のフレックスタイム制度。試行期間中のいま、どんな変化がみられているのでしょうか」
教職員の勤務時間は午前8時から午後4時30分まで。
この制度では出勤時間を最大で1時間繰り上げたり繰り下げたりすることができ、月4回利用することができます。
都城市の上長飯小学校では、試行が始まった7月から9月10日までに延べ86件の利用がありました。
4年生を担当する関賢良教諭は、導入後の変化をこう感じています。
(関賢良教諭)
「気持ちの余裕という面ではかなり大きいかなと思う」
フレックスタイム勤務によって生まれた時間で趣味のゴルフの練習に行くなどリフレッシュする一方、退勤時間を意識して仕事するため効率化につながっています。
(関賢良教諭)
「30分早く来たから4時に帰ることができるという気持ちの余裕が出てきて、そこを目標に『この時間までには終わらせよう』という時間を考えて仕事をしていくイメージに変わりました」
山口奈緒美教諭は、5歳の男の子の母親で1年生を担当しています。
フレックスタイム制度を活用し、保育園への子供の送迎や子供と一緒に料理する時間がとれるようになりました。
(山口奈緒美教諭)
「私たちのような子育て世代は、時間の調整ができるというのはすごくありがたいので、そういう働き方が『選べる』というところがすごくいい制度かなと思う」
生活のゆとりは、児童と接する際の心のゆとりにもつながっています。
(山口奈緒美教諭)
「自分自身も笑顔が増えて、子供たちとの関わり方も穏やかにいられるかなと思っている」
この学校の校長は試行期間の成果を実感し、こう期待を込めます。
(平部至識校長)
「先生方もそれぞれ家庭があり、一個人として働いている。子供たちの前に立ったら先生だが、『個人としても充実した人生を送ってほしい』そういうことを考えている」
都城市では、7月と8月に延べ380件の利用がありました。
教員の働きやすさにつながる一方で、子供や保護者に担任自身が対応する必要がある場合や学年によって授業の終了時間が違う中で、誰でもフレックスタイムをとれる環境整備に課題が残ります。
都城市教育委員会では、現場の声を検証し11月に本格導入する方針です。
教職員のフレックスタイムについて県内に9つある市の状況です。
延岡市、小林市など4市は完全導入しています。
西都市とえびの市は、学校に実施の判断を任せています。
県内9市では、すべてで導入を済ませていたり検討していたりしている状況です。










