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【みんなと防災】熊本で最大震度7の地震 日奈久断層帯の一部が活動 宮崎県内の断層は?
2026年07月31日 18時20分
みんなと防災のコーナーです。
7月28日に熊本県で最大震度7を観測する地震が発生しました。
国の地震調査委員会は、この地震が熊本県の益城町付近から八代海に向かって延びる「日奈久断層帯の一部が活動したものであると考えられる」と発表しました。
宮崎公立大の山下裕亮准教授は、2年前の「U-doki」で日奈久断層帯についてこのような指摘をしていました。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
「布田川断層帯は熊本地震でほぼ動ききった、エネルギーを解放しきったと考えられている。(日奈久断層帯の)南側はエネルギーを貯めたまま残っている。日奈久断層帯が従来に比べるとよる動きやすくなっている。つまり地震が起こりやすくなっているのは指摘されている」(2024年4月13日放送U-doki)
(児玉アナ)
山下准教授の指摘が現実のものになってしまったということなんですが、今回の地震は10年前の熊本地震と関連しているんでしょうか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
基本的には熊本地震からの延長だと思っていただいてもいいと思う。熊本地震が起こって以降、地震活動が活発になっていたし、その中で今回の地震が起こったということになる。
(児玉アナ)
山下さんとしても、こんなに早く起きるとはという感じだったんでしょうか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
これは時期は読めないというか予測不可能なもの。活断層は1000年、2000年に1回動いたりするものなので、そう考えると10年というのは本当にあっという間だったという印象もある。
(児玉アナ)
改めてこの日奈久断層帯というのは、どんな断層なんでしょうか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
日本の中でも地震の発生確率というのが出されているが、日奈久断層帯はそれがものすごく高い分類に入っている。今回物流の問題もそうだが、九州の大動脈をちょうど横切るように走ってるので、結果として高速道路や新幹線が動かなくなっているということにつながっている。直接、地震の被害が出てない我々にも影響が出てくるところは、かなり大きなところだったなと思う。
(児玉アナ)
威力もかなり大きい断層ですよね。そしてもう一つ映像を見ていただきたいんですが、今回南九州自動車道の八代ジャンクション近くの高架が上下にずれてしまっているこちらの映像、ご覧になった方多いと思います。この近くでは地面に地割れのような跡が確認されています。山下さん、この映像からどんなことが言えますか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
ここちょうど、日奈久断層が横切っているというか、この高速道路を横切っているまさにその場所。これはおそらく「地表地震断層」と言って、断層が地表までずれた、それが顔を出したところなんだろうなという風に見ています。
(児玉アナ)
まさにその断層が走っている場所が、表に出てきてしまった場所だったんですね。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
相当この付近は揺れたと思われるし、これだけ1mぐらい段差ができているので、それが高架が落ちてしまったことにも影響しているんだろうなと思う。
(児玉アナ):
地表に近かったっていう部分もあるんですか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
地震自体は深いところから14、15kmぐらいずれるが、それがとにかく地表まで出てきてしまった。普段こんなことはないわけだが、規模がやはり大きかったということ。
(佐々木アナ)
それだけ威力が大きかったということですね。ここで断層について視聴者の方から質問が来ています。「宮崎には熊本のような断層はないのでしょうか」ということですが、山下さんいかがでしょうか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
今回の日奈久断層のようなマグニチュード7以上の地震を起こす断層は、実は無いというのが答。九州の主要活断層帯と言って、マグニチュード6.8以上の地震を起こすものを国が認めているものなんですけども無いんですね、宮崎には。
(児玉アナ)
安心かなと思いがちなんですが。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
これはマグニチュード6.8以上という条件だから無いが、6.8未満であれば宮崎県にも活断層はある。こういった活断層が動けば、今回ほど広域、広範囲に被害は出ないかもしれないが、この直上ではやっぱり震度7ぐらいの揺れになることがある。
(児玉アナ)
そして南海トラフだったり日向灘だったり、その連動する恐れっていうのも。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
東日本大震災の時にですね、こういった内陸の断層が東日本大震災を起こした地震と連動して、立て続けに地震が起こった。福島県など内陸のところで地震が起こったが、そういったことを引き起こす可能性もちょっとあるなとは思っている。
(児玉アナ)
そんな危険が潜んでいる中で、最後に宮崎に住む私たちはどんなことを備えればいいんでしょうか。
(宮崎公立大 山下裕亮准教授)
今回の地震でも、日奈久断層帯というのは全部力を解消しきれていない。日奈久断層帯は高野-白旗区間、日奈久区間、八代海区間と3つあるが、今回の地震でエネルギーを解消したのは高野-白旗区間の残りと日奈久区間の一部。まだ南側が残っている。だからこの南側の地震には今後もやはり警戒が必要。
そういった意味では、特に県南西部のえびの市、小林市では今回以上に揺れる。
だから、こういったことがあるんだということをしっかり知識として備えるということ。そして揺れに対しての備えを、今日からできることをやっていただきたい。










