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県内の特殊詐欺被害約8億円に 「犯人からの電話を取らせない」対策

2026年07月27日 18時20分

特殊詐欺の被害が減りません。

6月には、県内の70代女性が自宅にかかってきた警察官などを装った人物からの電話で、約1000万円をだまし取られる事件が発生しました。

宮崎県警では、高齢者の家の固定電話に録音機を付けて、高齢者と犯人を接触させない対策を進めています。

『この電話の通話内容は、防犯のため会話内容を自動録音いたします』
宮崎県警は、この自動通話録音機を、65歳以上の高齢者世帯に2014年から無償で貸し出しています。

この日も、取り付けの要望があった国富町の住宅を警察官が訪れ、3分程度で固定電話に録音機を取り付けました。

(警察官)
「まずガイダンスが流れます。そのガイダンスが流れた後に、着信音が鳴るようになっています。大体20%の電話、5件に1件はこのガイダンスが流れている間に電話を切ります」

(取り付けを依頼した人)
「後期高齢者ですから、だまされるようになって当たり前になると困るから、事前に自分でできることはやっていこうということでお願いしたところです」

警察によりますと、今年4月の時点で645台が貸し出されています。ガイダンスが流れることで、特殊詐欺の電話を食い止める効果があるといいます。

(宮崎県警生活安全部 山口直哉統括官)
「証拠が残ることを極端に嫌う犯人側は、その時点で電話を切って、被害者が犯人側と直接話をさせない状況を作り出すことができる」

警察によりますと、今年1月から6月までの県内の特殊詐欺の被害は87件、被害額は8億1296万円にのぼっています。

(宮崎県警生活安全部山口直哉統括官)
「犯人側と直接話をすることは、だまされるリスクが高まることになるので、物理的に犯人側と話をさせないということが大事」

警察は、携帯電話についても、詐欺電話をブロックするアプリのダウンロードを推奨しています。

被害者の年代を見ると、40代と70代が18%、50代が17%、29歳以下が11%と幅広く、被害者は高齢者に限らないという現実も見えてきます。

(宮崎県警生活安全部 山口直哉統括官)
「決め手は、お金の話が出た場合は、必ず詐欺だと疑ってかかることが大事」

警察は、「犯人からの電話を取らせない」ための対策に重点を置き、被害防止の取り組みを進めています。

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