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日本最南端「五ヶ瀬ハイランドスキー場」35年の歴史に幕 降雪減と赤字で町長が廃止正式表明

2026年07月07日 18時20分

日本で最南端のスキー場は、35年の歴史に幕をおろすことになりました。五ヶ瀬町の小迫町長は、五ヶ瀬ハイランドスキー場の廃止を表明しました。

7日は臨時町議会が開かれ、スキー場の今後のあり方に関する決議案が提出されました。

(五ヶ瀬町議会 甲斐義則議員)
「これ以上の公費投入を止め、速やかに「廃止」の手続きを進めるべきである」

この決議案は、全会一致で可決されました。閉会後には小迫町長が、「降雪量の減少」や「施設・設備の老朽化」など、スキー場を取り巻く厳しい現状を説明しました。

(五ヶ瀬町 小迫幸弘町長)
「多額の投資と財政負担を継続しながら、スキー場営業を維持することは極めて困難であるとの判断に至りました。今後はスキー場としてではなく、向坂山森林公園一帯の活用を検討して参ります」

オープン当時の町の広報誌には「五ヶ瀬町民の長年の夢」と表現されていた五ヶ瀬ハイランドスキー場。町営のスキー場として1990年にオープンしました。

当時のスキーブームに乗って、1993年度には入場者が10万2283人に。しかしその後、入場者は減少していきました。

最近では、2022年の台風で周辺の道路が被害を受けました。またコロナ禍もあり、昨シーズンの入場者数は1万5345人にまで落ち込み、およそ7000万円の赤字を町が補填していました。

(五ヶ瀬町 小迫幸弘町長)
「長年親しまれたスキー場への愛着、たくさん大きくあると思いますが、将来に渡っての現実的な視点で考えることが、今回の判断ですので、十分町民にも理解いただけると思います。」

今後はリフトや施設をどうするか検討し、スキー場がある向坂山森林公園一帯は、登山やトレッキングなどでの活用を目指すということです。

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