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らっきょうから化粧水 漬物づくりの残渣を活用  漬物加工会社の挑戦

2026年06月18日 18時20分

宮崎県が全国3位の生産量を誇るらっきょう。
このらっきょうを漬物にする過程で出た廃棄物を新たな形で活用する取り組みが行われています。
生み出された商品は美容分野でした。

(佐々木紅音アナウンサー)
「シャキシャキさっぱり、夏にぴったりのらっきょう。実は、このらっきょうの一部が化粧水として生まれ変わっているんです」

三股町にある上沖産業。
宮崎県産のらっきょうを中心に漬物の加工を行っています。

らっきょう漬けは加工の過程で大量の残渣が出るため、上沖産業ではこれを何かに活用できないかと考えてきました。

(上沖産業 上沖和己社長)
「(加工時に)らっきょうの両切り作業、根と茎を切る、このゴミが大量に出る。それを何とかできないかということで、この中に何かが眠っているであろうということで研究したのが最初です」

上沖産業では年間約500トンのらっきょうを加工していますが、その過程で半分を廃棄しています。

(上沖産業 上沖和己社長)
「まずは漬けて、そのあと根と茎を切って皮をむく、そこから化粧水が取れます」

Qもともと捨てていた部分は年間どのくらい?
「だいたい250tくらい」

(佐々木紅音アナウンサー)
「250t 半分は捨てる部位」

そこで上沖社長は、らっきょうの成分に着目し2020年から県の工業技術センターや佐賀大学と研究をスタート。
およそ3年の研究の末、保湿成分の「フルクタン」にたどり着きました。

(上沖産業 上沖和己社長)
「最初はヒアルロン酸とコラーゲンがどのくらい増えるのかやってきた。とてつもなくふえたということが分かって、これはもう化粧品だなと」

上沖産業では化粧品の開発事業を立ち上げ商品化を目指すことになりました。
しかしそこにはある課題が・・。

(上沖産業 上沖和己社長)
「らっきょうならではの臭い。このにおいを消すのにあらゆる手を尽くして本当に苦労しましたね」

それから3年、試行錯誤を重ね、ついに今年、商品化に成功、特許成分「らっきょうフルクタン」を配合した化粧水「フルクモイス」が誕生しました。

(佐々木紅音アナウンサー)
「らっきょうの香りはしないです。使い心地は伸びが良くてさっぱりしているけど、保湿力を感じて肌に蓋がされたよう」

(上沖産業 上沖和己社長)
「新しい事業をやらないとこのままだと漬物ってどんどん衰退するだろうと思って」
「これからなので、どうなるのか、ただここまできた以上はもうやるしかないので、精一杯やっていきます」

地元で生産される食材を無駄なく使い、新たな価値をつける。
上沖産業の挑戦は、始まったばかりです。

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