番組表
部活動は「MIYA活」へ 宮崎市が2030年までの完全移行を目指す「新たな地域クラブ制度」とは
2026年05月19日 18時20分
宮崎市の公立中学校の部活動が、学校から地域へと大きく変わろうとしています。宮崎市ではこの取り組みを「MIYA活」と呼び、2030年までに4年近くかけて完全移行を目指します。
17日には説明会が開かれ学校関係者や保護者などが集まりました。宮崎市では7つのエリアに分け、エリアごとに認定地域クラブを立ち上げ、運営していきます。エリアごとに、3つから5つの中学校が入っています。
スケジュールを見ると、今年11月からはまず休日の部活動が、そして来年からは順次平日の部活動も地域クラブでの活動に移行し2030年に休日、平日ともに認定地域クラブでの活動への完全移行を目指します。
宮崎市が開いた説明会では、指導者になるための条件や認定地域クラブの立ち上げ方、会費や指導者の時給など今後の方針が説明されました。
「学校から地域へ」大きな方針転換に会場では質問が相次ぎました。
(参加者からの質問)
「(報酬について)指導する方が2、3人と複数人になったときというのはどうなるんでしょうか」
(宮崎市教育委員会 学校教育課 部活動地域展開係 道久綾係長)
「活動する生徒数に応じて指導者数も検討していこうと考えております」
部活動の地域展開。この背景には生徒数の減少と教員の負担、この2つがあります。2023年のアンケートでは、宮崎市では中学校の教職員の76%が「部活動を負担に感じている」と回答しました。
(本郷中学校 石井豊久校長)
「本校は生徒数が多いので、今はなんとかなっていますが、競技によっては極端に(生徒が)少なくなっているので同じような課題はあります」
(バドミントン部の顧問)
「大変は大変ですよね、時間的に制約を受けますけど。ただ子供たちと学校でも触れ合い、部活動でもふれあいということで、成長の過程で関われるということでは部活動は貴重ではあるかなと思います」
認定地域クラブの発足には5つの方法があります。「保護者会による立ち上げ」「競技団体・文化芸術団体による立ち上げ」「総合型スポーツクラブによる立ち上げ」などです。生徒の環境変化が最小限と期待されるのが、「保護者会による立ち上げ」です。
(野球部員の保護者)
「子供たちがやりたいスポーツを、きちんと指導者がついて指導してもらう、大会にも出られるという状況はしっかり作っていただきたいと思います」
中には複雑な思いを抱く保護者も…
(陸上部員の保護者)
「混乱してますね、どうすればいいんだろうと。自分たちで決められることじゃないので、私は保護者会なんですけど、他の中学校のこともあるのでいろんな話し合いが必要だなと、あと子供たちの考えもも聞かないといけないなと」
重要になってくるのが、指導者をどう確保するかで、指導者の立場で関わることを検討する保護者もいました。
(指導者も検討する保護者)
「(娘が小学6年生で)次中学に入るというので、このエリアでバレーボールクラブがないよねと不安に思っているという話を聞いて、自分もバレーボール経験あるので立ち上げるのにどうしようかな伺ったところです」
(フィットネススタジオを経営する保護者)
「フィットネススタジオを経営していますので、ストレッチとかプラスアルファの部分で、ヨガとかそういうところで関われたらと思っています」
生徒の「やりたい」を地域で実現しようという大きな制度変更。4年後の完全移行に向けて今後も説明が求められそうです。
(宮崎市教育委員会 学校教育課 部活動地域展開係 道久綾係長)
「将来的には小学生から大人の方たちも一緒にできる、多世代が交流できるようなシステムになるといいなという風に考えています」
宮崎市では今後、エリアごとの説明会や特設ホームページの開設などを多くの人に知ってもらうために周知を図りたいとしています。











