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「大淀川学習館」2028年で閉館する方針 宮崎市が公共施設見直し「選択と集中」の決断求められる
2026年03月02日 18時20分
2月17日宮崎市は、児童プールの廃止や「道の駅田野」の移転など44の公共施設について見直しを公表しました。
中でも、「大淀川学習館」の閉館方針は、市民に驚きを持って受け止められました。
公共施設の老朽化と市民サービスの維持、そのはざまで、行政にも「選択と集中」の決断が求められています。
およそ30年前の1995年に開館した宮崎市下北方にある大淀川学習館です。
チョウが舞う大温室や、身近な生き物を観察できる展示室が人気で、多くの親子連れに愛されてきました。
その一方で、施設は20年もの間、大規模なリニューアルができておらず、設備は老朽化…
宮崎市は、大淀川学習館を2028年で閉館する方針を示しました。
この発表にネットでは…
「子どもが小さいころに通ってた、少し寂しい」
「チョウのへやが好きです。どうにか存続できないものか」
「平日はガラガラ。それでいて人件費や施設維持費はかかる。入館料無料だから全部税金投入。もう施設としての役割は充分果たしたと思います」
市民からさまざまな声が聞かれる公共施設の見直し。
しかし、行政にとっては、市民サービスを維持していくために決断すべき時に来ています。
(清山知憲市長)
「今後の市の財政、そして公共施設等総合管理計画でも示しておりますけれども、どうしても高度経済成長時代にどんどん広がっていった公共施設の床面積は、集約化していかなければ、全体がジリ貧の状態になってしまう」
宮崎市が2017年に策定した「公共施設等総合管理計画」では、今後50年施設を維持するために必要な費用は、年平均で133億円かかると試算されています。
(宮崎市総合政策部都市戦略課吉瀬晋司課長)
「ただ現状として、宮崎市で修繕更新に使われているお金は約50億円です。ですので、そこの開きがあります。ここをどうしていくのかというのが大きな課題」
建物の長寿命化を図ったとしても年間85億円がかかり、予算との間には35億円の開きがあります。
そうした中で、宮崎市が進めるのは、単に施設を削減するのではなく、機能を一つにまとめる「集約」です。
大淀川学習館の一部機能は、築40年を機にリニューアルを予定している宮崎科学技術館へ集約されます。
また、「みやざきアートセンター」については…
(清山知憲市長)
「日常的に市民の皆様が利用しやすい場所となるように、図書館的な機能を導入する方向でリニューアルをしていきたいと考えております」
今回の見直しについて宮崎市は、3月27日まで市民の意見を募るパブリックコメントを行っています。
多くの公共施設の老朽化が進む中で、施設をどのように活用し、どう維持していくのか、市民と行政が一緒になって考える時期を迎えています。











