官民一体で防災への意識を高めようと、宮崎市で巨大地震を想定した総合防災訓練が行われました。

訓練には、宮崎市をはじめ自衛隊や警察、企業など52の関係機関と101の自治会からあわせて約4500人が参加しました。
訓練は、南海トラフを震源とするマグニチュード9を超える巨大地震が起きた想定で行われ、メイン会場の大淀川緑地公園では、大人数を安全な場所に避難させるためのバスを活用した訓練や倒壊した家から人を救助する訓練などが行われました。

（宮崎市危機管理部危機管理課　井久保利浩課長）
「災害において関係機関の相互連携を図るという目的、そして市民の皆様に防災に対する啓発、呼びかけを中心に（訓練を）やりたいと思っています」

またサテライト会場の宮崎公立大学では、ペットと一緒に避難する訓練もあり、会場にペット用の避難スペースを設営しました。
宮崎市には、犬や猫などゲージ内で世話ができるペットの受け入れ可能な避難所が10カ所設定されているということです。