NOW ON AIR !
番組表
沖合津波観測情報は「津波が確実に沿岸に到達すると知らせる情報」取るべき行動は?【みんなと防災】
2025年12月12日 18時20分
みんなと防災です。沖合津波観測情報について考えていきます。
今月8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震がありました。この地震では津波警報が発表されている中で「沖合の津波観測に関する情報」が発表されました。
(宮崎公立大学 山下裕亮准教授)
「沖合の津波観測に関する情報」とは、沖合で津波を観測したとき、つまり、沿岸での観測情報よりも先に発表されるもので、発表後、津波が確実に沿岸に到達すると知らせる情報です。
(児玉キャスター)
このことは山下さんに今年6月にも解説していただきましたよね。
(宮崎公立大学山下裕亮准教授)
はい、九州では、南海トラフ海底地震津波観測網「N-net」が今年6月に完成したことで、沖合の津波を南海トラフ地震の想定震源域内で観測できるようになりました。
(竹下キャスター)
今回の青森の地震では、地震発生後から約4分で40センチの津波を観測している地点もありました。改めて私たちは何を意識して行動すればいいのでしょうか。
(宮崎公立大学山下裕亮准教授)
基本的には地震発生後から約3分で気象庁が津波注意報警報を発表するので、そのときには避難行動を開始してください。そのうえで、津波情報で「沖合」という言葉を聞いたり見たりしたら、確実に津波が沿岸に到達するということなので、より確実な高台の安全な場所に逃げるようにしてください。
(児玉キャスター)
宮崎でも大地震が発生し、津波が来るとなったときにすぐ行動できるよう、今この機会にどこにどのような手段で避難するかシミュレーションをしておいてください。
みんなと防災でした。











