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宮崎市消防局に聞く 延焼を防ぐには 「消火栓の上に駐車しないで」

2025年11月20日 18時20分

延焼を防ぎ、火災の被害を広げないために必要なことを消防に聞きました。
延焼による被害を最小限に抑えるために重要なのが初期消火です。

(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「初期消火が可能なのは火が燃え上がって間もない段階まで。炎が天井に達したら消火活動をやめてすぐに避難を開始してください」

避難する際に可能な限り戸や窓を閉めることで酸素の供給を抑え延焼のスピードを遅らせることができるそうです。
逃げる際はタオルなどで口や鼻を覆い姿勢を低くして移動します。
延焼を広げないためには消防がどれだけ早く消火活動を始められるかが鍵を握ります。
現場に到着した消防はある判断をして消火に臨むそうです。

(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「消防隊が優勢な場合は戦術によっては建物の延焼プラス消火活動、消防隊が劣勢な場合は延焼防止に回る」

火災の規模に対して消防隊員や車両の数などの総合的な消防力が勝っていれば優勢と判断し火災の鎮圧を目指しますが劣勢であれば延焼を防ぐための対応に重点を置くそうです。
この消防力には消火栓などの水利施設も含まれます。

(児玉泰一郎キャスター)
「こちらが消防が消火活動に使う水を供給する消火栓です。ただこの消火栓が使えないケースもあるそうです」

(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「消火栓の上に車を停めていて本当はその消火栓を使いたいのに使えないという状況があります。そういう場合は離れた消火栓から水を取って消火活動を行わなければなりませんので市民の皆さんも消火栓の上に駐車しないで」

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