延岡市の三浦久知市長は定例会見で来年度の当初予算について、
１０％のマイナスシーリング緊縮型の予算編成にすることを明らかにしました。

（延岡市　三浦久知市長）
「財政面で大変厳しい状況が続きますが、10年後、20年後に財政状況を見据え、財政の健全化に努めるとともに子育て支援の強化や地域経済の活性化などの施策を着実に進めてまいりたいと考えております」

延岡市によりますと、自治体の積立金にあたる財源調整用基金などの残高が年々減少していて、2021年度末におよそ134億円だったものが、今年度末にはおよそ73億円になると試算しています。

このため来年度の当初予算の要求についてはこれまでどおり財源調整用基金から
一般会計に繰り入れた場合およそ30億円不足するとみて
全ての部局に対し今年度より10％の減額予算を求めます。

ただ社会福祉など市民生活に直結するものは予算配分を優先するとしています。
三浦市長は会見後、市の幹部に対して予算要求の減額などについて説明しました。