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宮崎県内でもインフルエンザ流行シーズンに 専門家「流行の早まりには記録的な暑さが関係」
2025年10月16日 18時20分
厚生労働省は10月3日、インフルエンザの流行シーズンに入ったと発表しました。
これは昨シーズンより5週早く過去20年で2番目に早いタイミングです。
県内でも先週、去年より1週早く流行シーズン入りしました。
感染症に詳しい愛泉会日南病院の峰松医師は、流行が早まったのは、今年の夏が全国的に記録的な暑さとなったことが関係していると話します。
(愛泉会日南病院・峰松俊夫医師)
「例年より暑かったので、室内に滞在して空調に依存して換気が不足しやすい環境にあった。関連して、暑さや残暑疲れで抵抗力が低下していた方が多いかもしれない」
「もう一ついうとコロナの流行期に、インフルエンザの感染者が少なかった。毎年かかっていれば免疫も維持できるが、ちょっと(免疫の)水準が低下した可能性がある」
峰松医師は、流行が早まったことで、感染拡大も例年と比べ早まる可能性があると指摘します。
例年インフルエンザの感染者が増え始めるのは帰省などで人が動いた正月明けです。
しかし、感染拡大が早まり正月前に感染者が増えてしまうと…。
(愛泉会日南病院・峰松俊夫医師)
「お正月になると医療機関もかなりばたばたになる。空いているところも少ないから、医療のひっ迫も起こりやすくなる」
また、予防接種が間に合わず高齢者の重症化リスクが高まったり、集団感染が広がったりすることも懸念されます。
峰松医師は、流行が早まったため予防接種も早めにするように呼びかけています。
インフルエンザにかからない、広めないためにも、部屋の換気や手洗いうがい体調管理などを徹底し発熱や頭痛などの症状が出た場合は早めに受診することを心がけてください。