番組表
【みんなと防災】「防災リュック」に入れておくとよいモノは?
2025年09月22日 18時20分
こちらが今回贈呈された防災リュックです。
このリュックサックに小中学生だとどんなものを入れておくといいのか、県防災士ネットワークの原口重徳理事長に聞きました。
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
Q.災害時にリュックのメリットは?
「まず避難する場合に大事なことは両手をあけておくこと。親と手をつないだり、小さい子ども連れたり、場合によっては側溝を傘で探る場合もあるので。それにはリュックが最適」
ではその防災リュックに何を入れておけばいいのか教えてもらいました。
まずは飲料水と食料。
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「県の推奨では1人1日3リットルと言われていますけど、3リットル持つと逃げるのが難しいので、必要最小限の個数を中につめる」
非常食は平時に食べてみて自分好みの味を揃えるといいそうです。
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「(災害時)こどもなりにストレスがたまってきますので、甘いものを食べたりするのが大事」
さらに携帯トイレやモバイルバッテリー、懐中電灯に折り畳み式のヘルメットなど自分で持ち運びできる範囲で準備しましょう。
(児玉泰一郎アナウンサー)
「入りました。4、5キロくらい。背負ってみます。これだったら十分小学生、中学生でも動けると」
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「重いと肩に食い込んだり疲れる。ある程度適当な量でないと、詰め込み過ぎは良くない」
さらに、原口さんはあるものをプラスすることを推奨します。
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「退屈しない時間を過ごせるもの」
実践している児童がいます。日南市の鵜戸小中学校。
教室にはそれぞれが持ち出す防災リュックが置いてあり、児童生徒は災害時にあったらいいと思うものを自分で考え追加しています。
2年生の2人が入れたのはぬいぐるみ。
(女子児童)
「寝る時に寂しいから」
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「ぬいぐるみを持つことによって自分に安心を与えると思う。自分が安心すると周りにも安心を与えるので非常にいいこと。避難所で子どもたちが長い時間過ごすことも考えられますので、その時間を有効に使えるような、例えば勉強する道具であったり、友達と遊べるおもちゃやゲームであったり、あと自分の好きな本、そういうものがいい」
自分専用の防災リュックを準備することが非常時の心のゆとりにもつながります。
(県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
「備えとして常に置いておくと心強くなるし、備えることで自分と家族の命を守ることができますし」
(児玉)
「そういった意味で防災リュックを準備することは大切ということですね」
さらに原口さんは中学生は避難所の運営の手伝いなどしてほしいということでジャージなど動きやすい服も入れておいてほしいと話していました。