台風１５号の影響で４日　県の北部では線状降水帯が発生し、
各地で非常に激しい雨が降りました。
県北を中心に住宅の浸水も相次ぎ
これまでに少なくとも14件の被害が確認されています。


こちらは都農町で4日午後４時半ごろに撮影された映像です。
側溝のいたるところから水が溢れ出し水しぶきをあげながら車が走っています。

台風１５号の影響で県内に降り続いた大雨。
4日午後７時前には
気象庁が北部平野部に「線状降水帯が発生した」と発表しました。

延岡市では１日に降った雨の量としては９月最大の２７８．５ミリの雨を観測。

また、１日雨量が都農町では４５９．０ミリ、日向市では４０４．０ミリとなり、
どちらも観測史上最大となりました。

一夜明け、都農町では、床下浸水の被害が。

野別　正宗さんの自宅では土間が浸水しました。

（自宅が床下浸水　野別　正宗さん）
「午前２時ぐらいの雨が激しい時に１度水没して、午後２時ぐらいと４時ぐらいにまた２度水没しました。３回（浸水した）」
「ここまでなったのは初めてです」

中を案内してもらうと…

（自宅が床下浸水　野別　正宗さん）
「（どのくらい浸水した？）１０センチぐらいですかね。」
「雨間がある程度あって（水が）引いてまた入ってきてだったから良かったけど、あれがずっと続いて降っていたら２０センチも３０センチも（水が）上がったでしょうね。」

ＵＭＫが県と市町村に取材したところ、
5日午後５時時点で床上浸水は延岡市、日向市、新富町で５件、
床下浸水は延岡市、日向市、門川町、都農町それに木城町で９件確認されています。

また、西都市では３０代の男性が、雨漏りの確認作業中　天井が抜けて落下し、
頭や腰を打つけがをしました。

大雨による土砂崩れも発生しています。

延岡市の国道３８８号では、新浦城トンネルの上の斜面が崩れ、現在も通行止めとなっています。
また、日向市でも美々津と東郷を結ぶ県道５１号で土砂崩れが発生し、
通行止めとなっています。