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地域の防災力向上に力を発揮する防災士 活動実態は
2025年09月01日 18時20分
(児玉アナウンサー)
清水さんが取得した防災士という資格について詳しく見ていきましょう。
そもそも防災士とは、自助、共助による地域の防災力を高めようと、日本防災士機構が2003年に創設した民間の資格です。
県内では、防災士を養成する研修の補助に年間およそ1300万円の予算をかけるなど普及に取り組み、現在およそ7600人が登録されています。
地域防災の担い手として年々増えている防災士ですが、一方で課題もあります。
こちらは県がおととし行ったアンケート調査の結果です。
防災士の資格を取得したあと継続的に活動をしていると答えた人は58%にとどまり、約4割の人たちが防災士として活動できていないことが分かりました。
その理由としては「活動する時間がない」が最も多く35.6%、次いで「防災士としての知識に自信がない」が16.5%、そしてそもそも「防災士として活動することを想定していない」という意見も15.6%に上りました。
(児玉アナウンサー)
私も2年前に取得、知識として放送に生かせてはいるものの防災士としての活動自体はできていない…
取っただけで終わっている人も一定数いるのが現状です
県ではメルマガ登録者に定期的に研修会の情報を発信したりするなど対策に乗り出しています。
資格を取って終わりではなく万が一の時にその資格がどう生かせるのか、研修会などで改めて防災士の活動について考えてほしいと思います。