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体操競技 全日空シニアに挑む 宮崎ひなたGYM・藤井涼平選手

2025年08月27日 18時15分

9月開催される体操の全日本シニア選手権に、宮崎市の藤井涼平選手が出場します。

去年の全日本種目別選手権に続く、タイトル獲得に期待がかかります。

練習を前に入念にウォーミングアップをするのは、体操チーム「宮崎ひなたGYM」に所属する藤井涼平選手、26歳です。

藤井選手は、去年11月に行われた全日本種目別選手権の跳馬で、難易度の高い2回の跳躍を成功させ優勝。日本一に輝きました。

(藤井涼平選手)
「ずっと狙っていたので、やってやったぜという気持ちと、本当になってしまったなぐらいの気持ち」

そんな藤井選手が9月の全日本シニアで頂点をねらうのは、「つり輪」です。
倒立や十字懸垂などを組み合わせ、およそ1分間の演技をするつり輪は、体操競技で最もパワーを必要とする種目です。

(藤井涼平選手)
「僕は力が強い方なので、力技は自信があるところ」
「(動きを)2秒止めないといけないけど、きついけど長めに止めた方がアピールになると思って、止める秒数は頑張って意識している」

練習では、一つ一つの動きを動画でチェックして、理想の演技に近づけていきます。

(藤井涼平選手)
「倒立の姿勢はどうかとか、動きは良かったかなとかを確認しています」

藤井選手について、長野託也監督は・・・。

(宮崎ひなたGYM 長野託也監督)
「筋力や瞬発力などパワーが優れている選手だけど、そこに精神力が備わっていて負けず嫌いな性格もあり、本気で競技に打ち込めるような性格も持ち合わせているので、かなり体操向きな選手」

また、チームメイトの花木拓弥選手は・・・。

(花木拓弥選手)
「(つり輪の)力技の姿勢とかパワーもすごいし、跳馬も走る勢いやロイター坂を蹴る力がすごくて、生まれ持ったパワー系の選手だと思う」

藤井選手は自身の演技に磨きをかけられたのは、充実した練習環境にもあると話します。

(藤井涼平選手)
「こんなにいい環境でできる練習場所が、宮崎にあるだけで感謝している。この体育館がなかったら、僕は日本一になれていなかったので」
「(全日本シニアでは)力技をアピールして、着地まで止めて3位入賞をめざして頑張りたい」

高いポテンシャルとそれを引き出す周りのサポート、藤井選手は力強い演技で全日本シニアに挑みます。

藤井選手は、体操競技の魅力は普通の人ができない非現実的な動きができるところと話していました。

全日本シニア体操選手権は9月6日に東京で開催されます。

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