郷土の歌人・若山牧水の誕生から8月24日で140年となり、宮崎県延岡市で生誕祭が行われました。

園児の短歌朗詠「なつかしき城山の鐘…」若山牧水生誕祭は延岡顕彰会などが毎年、牧水が生まれた8月24日に開催していて、この日は、顕彰会の会員や市内の認定こども園の園児などおよそ100人が参加しました。

銅像前では、牧水が8月24日の朝の情景を詠んだ歌が朗詠されました。

「おもいやる　かのうす青き　峽のおくに　われのうまれし　朝のさびしさ」

そして参列者たちは牧水がこよなく愛した酒をお供えしました。

（若山牧水延岡顕彰会　山本行一会長）
「大変意義のある年だと思っております。1つずつ継承活動を充実するようにしたい」

若山牧水は43歳で亡くなるまでにおよそ9000首の歌を詠み、今でも多くの愛好家に親しまれています。