自衛隊拳法という競技を知ってますか？
この自衛隊拳法で日本一に輝いた選手が、陸上自衛隊都城駐屯地にいます。
すごい迫力でした！

陸上自衛隊都城駐屯地の第43普通科連隊拳法訓練隊には、32人が所属しています。

防具を装着し隊員たちが取り組んでいるのが、当て身技、投げ技、関節技、絞め技を総合的に駆使する自衛隊拳法です。
陸・海・空全ての自衛隊で行われていて、国スポの種目競技を目指しています。

（吉留章史教官）
Ｑ・目的は？
「自衛隊には沢山の任務がありまして、その中で戦闘能力、特に私たちがやっている事は近接、相手と近い間合いでの戦闘能力を練度を上げるためにやっています。」

今年6月に行われた大会には、全国の自衛隊から約500人が出場、団体戦と個人戦でしのぎを削りました。
この大会で都城駐屯地は団体戦で8位入賞、個人戦でも2人の選手が上位入賞を果たしました。

73キロ級に出場した勝木健太選手。勝木選手は俊敏な動きから得意の後拳で準優勝を勝ち取りました。

（勝木健太選手）
Ｑ・全国2位という結果は？
「悔しい反面、2位までなれたという喜びはあります」

Ｑ・自衛隊拳法の魅力は？
「個人競技ではありますが、特に団体戦でみんなで喜べるのがいいです」

Ｑ・今後の目標は？
「全国1位です」

そして、90キロ級に出場した坂本廉弥選手。
坂本選手はオールマイティーに技を繰り出せる選手で、突き・蹴り・投げで対戦相手を圧倒！見事優勝を飾りました。

（坂本廉弥選手）
Ｑ・自衛隊拳法を始めたきっかけは？
「新隊員教育隊で拳法の元教官の方に『センス』があるねと言われ、入るきっかけになりました」

Ｑ・自衛隊拳法の魅力は？
「身体も鍛えられますし、精神面も同時に鍛えられるのでそこが魅力です」

Ｑ・日本一になった要因は？
「自分だけの力ではないと思ってますが、自分の部隊の仲間たちが支えてくれたのが1番の要因だと思います」

Ｑ・今後の目標は？
「自分の目標は、全国2連覇3連覇とどんどん連覇して、ゆくゆくはこの舞台への恩返しで教官として指導したいです」

坂本選手に続けと、向上心をもって日々鍛錬に励む都城自衛隊。
次は団体戦での頂点を目指します。