障害や難病のある人の就職などを支援する「就労支援サービス」。
このサービスの内容を広く知ってもらおうと、宮崎市の事業所が初めてイベントを開きました。

（江川琴実記者）
「今回が初開催となるこのイベント。こちらではパンが売られていたりお花が売られていたり、楽しい雰囲気の中で開催されています」

イベントを主催したのは、障害者の就職支援などを行う宮崎市の就労継続支援事業所「サクラプリンテック」です。

サクラプリンテックでは、企業などから委託を受け事業所に通う利用者が公園の植栽や除草作業などを行っています。
イベントでは、日頃の作業内容を体験してもらおうと園芸や洗車の体験ブースが設けられました。

（参加者）
「楽しかったです。植えるとか土を入れるとか」

イベントには、特別支援学校に通う児童生徒やその保護者など約130人が参加。
会場には、保護者が子供の進路について専門のスタッフに相談できるブースも設置されました。

（サクラプリンテック　田辺惇施設長）
「公立小中学校の特別支援学級などに通われている子供の保護者の方々に（就労支援の）認知を拡大していけば選択肢も広がるのではないかと思い、イベントを主催しました」

サクラプリンテックでは「教育機関をはじめ、宮崎市以外の事業所とも連携しながら情報発信を続けていきたい」としています。