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80年前の8月6日アメリカ軍による大規模な空襲を受けた都城市で「戦没者・空襲犠牲者合同追悼式」

2025年08月06日 18時20分

80年前の8月6日、広島に原爆が落とされた日に、宮崎県都城市はアメリカ軍による大空襲を受けました。
都城市では8月6日、犠牲者の追悼式が行われました。

(オカファーエニス豪アナウンサー)
「80年前のきょう、ここ都城では大規模な空襲を受けました。きょうは犠牲者や戦没者を悼もうと多くの方が参列しています」

都城市戦没者・空襲犠牲者合同追悼式は都城市が毎年開いています。
都城市では1945年8月6日の正午過ぎ、アメリカ軍による大空襲がありました。
牟田町、姫城町、中町などの市街地が焼失し、市民1万7284人が被災しました。
その年の3月からの20回以上に及ぶ空襲と合わせると101人が亡くなりました。

追悼式は、平和の尊さを次の世代へつなげようと行われ、遺族などおよそ120人が参列し、黙とうを捧げました。
また、縄瀬小学校の児童がスピーチや歌で平和への願いを訴えました。

(縄瀬小学校の児童)
「人がなくなっていて、自分がその(犠牲になった)人だったらどんな感じだったのかなどを改めて実感した」

(参列した人)
「子供の曽祖父も戦争で35歳で亡くなっている。都城でもこんなにたくさんの方が空襲で亡くなったのだと思うと今の幸せ、平和の世の中を守り続けていくことが私たちの大切な仕事だねという話をした」

(参列した人)
「ウクライナなども今戦争をしているが子供たちがかわいそう。戦争というものがあってはならないという事を一番感じた」

(都城市遺族連合会 黒木優一会長)
「戦争を体験した人たちが少なくなってきて戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはいけない。それが我々遺族にとって大事」

参列した人は平和への誓いを新たにしていました。

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