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宮崎県は人工妊娠中絶率4年連続ワースト1位も…宮崎市の小中学校で「包括的性教育」検討スタート 

2025年08月06日 18時20分

人権を基盤にして性を考える包括的性教育について、宮崎市では小学校と中学校での導入を検討しています。

包括的性教育は、性をはずかしいものではなく肯定的に捉え、発達段階に応じ医学的にも正しい知識を持つことで性に対して考える技術を身につけるものです。基盤となるのは「人権」です。

検討委員会には、小中学校の校長会の会長、医療関係者、保護者などが出席しました。宮崎県内では、梅毒の感染者が2023年に175件と過去最多となり、さらに15歳以上50歳未満の女性1000人当たりの人工妊娠中絶率が2018年度から4年連続で全国ワースト1位です。

宮崎市ではこの状況の改善をめざしていて、6日は包括的性教育の共通理解を図りました。

(検討委員会 田中ちどり委員長)
「(包括的性教育を通して)新たに自分の命を守るとか、自分のことを大切にするとか、今言われているウェルビーイングを守れていけたらいいなと思います」

宮崎市では2028年度に全ての小・中学校での導入に向けて今年度中に指導の手引きを作成する予定です。来年度はモデル校での導入を検討しています。

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