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番組表
来年度の小中一貫校の開校を前に 新燃岳の噴火を受けて 教職員を対象に防災教育研修
2025年07月31日 18時20分

新燃岳の噴火に備え高原町で教職員を対象にした防災教育研修が行われました。
(オカファーエニス豪アナウンサー)
「2011年の新燃岳の大規模な噴火から、今年度で15年目を迎えるということで、きょうはこちらで教職員を対象にした研修が行われます」
高原中学校で行われた防災教育研修には小中学校の教職員約90人が参加しました。高原町では来年度、町内4つの小学校と2つの中学校が統合した施設分離型小中一貫校「たかはる学園」が開校。
これにより学校区が広がるのを前に、研修が行われました。
講師は火山学が専門の鹿児島大学 井村隆介准教授。
災害時に想定マニュアルや気象庁などが発表する防災情報にとらわれず火山の見た目や音、匂いなど五感に頼って避難を呼びかける大切さを訴えました。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)
「子供たちはもう五感で怖いと思っている。それをしっかりと生かさないといけないしそこから皆さんが保護者までどうやってつないでいくのかがとても重要な話」
「新燃岳の情報に関して気象庁や大学も観測しているが、その情報を待っていたのでは間に合わないエリアの人たちもいることを理解してほしい」
(参加した教員)
「小中一貫校として私たち、そして児童生徒で地域それぞれが協力して安全に生活できるような防災教育を進めることが重要だと感じた」
高原町は「新燃岳に一番近い自治体なので地域一体となって防災意識向上に努めたい」としています。