7月30日朝、ロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.7の地震が発生し、宮崎県に津波注意報が発表されました。

県内では繰り返し津波が観測されこれまでに観測された津波の高さは最大30センチとなっています。

気象庁によりますと、7月30日午前8時25分頃、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震がありました。

宮崎県沿岸地域に津波注意報が発表されています。
この地震で宮崎県には津波注意報が出され、延岡市、門川町、日向市など5つの市と4つの町で避難指示が出されました。

日向市では岩ガキの養殖に被害が出ないか心配する人も…

（日向市細島　牡蠣養殖業者）
「ちょっと心配なんですけど、見るだけで何もすることはできないんですけど、筏じたい流されることもあるので、そこが心配」

宮崎市折生迫の高台には、海岸近くから避難している人がいました。

（避難してきた人）
「海にとても近いところの駐車場の拡張工事をしていて、海まで100メートルもないので、（津波が）来たときに間に合わないので、早めの行動を起こしました」

（避難してきた人）
「津波注意報が出たときは移動中で、電車の中でした。（子どもは）自宅でひとりでした。子どもから電話がかかってきて、『怖い』という話で、電車で（自宅に）戻りました。（自宅は）海から50メートルくらいですね。とても心配で、ひとりだったからどうすればいいかもわからず…という感じでした」

（避難して来た人）
「安全確保のため避難してきました。びっくりしますよね。えっ？って感じで」

県内では宮崎港と日南市油津で30センチ日向市細島で20センチの津波を観測しました。

津波は繰り返し襲ってきます。
津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないでください。

7月30日は午後9時33分が満潮となっています。

（午後６時時点の情報）