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去年日向灘沖でのM7.1の地震に遭遇した中学生と高校生 宮崎市青島でフィールドワーク

2025年07月28日 18時20分

去年、避難訓練直後にマグニチュード7を超える地震に遭遇した五ヶ瀬中等教育学校の生徒などが 今年も宮崎市青島でフィールドワークを行いました。

五ヶ瀬中等教育学校では、3年前から九州大学や宮崎公立大学などと連携し、県内の津波防災に関する研究活動を行っています。

(五ヶ瀬中等教育学校 上田聖矢教諭)
「昨年度の地震からちょうど1年が経つこの時期にもう一度改めて避難訓練をし続けることで、防災意識を常に生徒たち自身が持ってほしい」

実は去年、宮崎市青島で同様の訓練を行った直後、日向灘沖でマグニチュード7.1の地震が発生。

生徒たちは訓練通り迅速に避難し命を守ることができました。

フィールドワークでは、日南高校の生徒も一緒に津波避難訓練用のアプリ「逃げトレ」を使ってチームごとに高台に避難する訓練を行いました。

こどものくにをスタートしたのは去年 地震を経験した3人と宮崎公立大学の山下裕亮准教授のチーム。

生徒たちは避難経路に横断歩道が少ないことや看板の位置が見えにくいことなど、多くの課題を見つけていました。

(参加した生徒)
「どっちに避難すれば良いかを迷うポイントが多かったと思って、自分が置かれている状況によってどう避難したら良いかが分かれる場所が多いという印象でした」

(宮崎公立大学 山下裕亮准教授)
「高校生、中学生が実際に歩くというのは彼ら自身の見識を広げることになりますけど、そういった活動が地域のためになるという良い循環が生まれていると思います」

フィールドワークは29日まで行われ、夜間避難訓練や一次避難した後の行動などについても学ぶことになっています。

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