番組表
酒気帯び運転罰則強化後の飲酒運転取り締まり 検問に気づき逃げる自転車も
2025年07月24日 18時20分

7月は「飲酒運転根絶強化月間」です。
今月11日に宮崎市で大規模な飲酒運転の取り締まりが実施されました。
取材中には、検問に気づいた自転車が逃げていく場面もありました。
「こんばんは、交通機動隊です。飲酒運転の検問をしています。ご協力お願いします」
7月は「飲酒運転根絶強化月間」です。
飲酒運転による交通事故が多いこの時期に設定されています。
今月11日の夜、宮崎市の大淀川にかかる天満橋の南詰で警察による飲酒運転の取り締まりが行われました。
(江川琴実記者)
「こちらの機械でアルコールチェックが行われております。このように息を吹きかけるとアルコールの反応があるかないかが分かります」
警察官およそ30人が一台一台を止めて、アルコールチェックをしていきます。
(交通機動隊)
「こんばんは交通機動隊です。今飲酒の検問してます。白いのがふっとなるので息を吹きかけてもらっていいですか。長くですね」
「ありがとうございます」
今回の取り締まりでは自転車に乗る人にも車の運転者と同様の呼気検査が行われました。
去年11月の法改正で自転車の酒気帯び運転の罰則が強化されたためです。
これにより違反者は3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が課せられます。
今回の取り締まりは午後10時から午前0時のおよそ2時間行われ、車、自転車ともに飲酒運転で検挙された人はいませんでした。
しかし取材を続けていると…
前から来た自転車が取り締まりを行っていることに気付いたのか逃げていきました。
警察が走って自転車を追いかけますが、見失ってしまいました。
「Q:飲んでた可能性は」
(警察官)
「あると思います」
「もちろんやましいところがあるから(逃げた)なのは間違いないと思います」
警察によりますと、県内における自転車の酒気帯び運転の検挙数は法改正後の去年11月から6月末までに14件となっています。
(宮崎北警察署 中村英和交通課長)
「自転車も車の仲間です。飲酒運転をすることがないように注意していただくとともに交通安全のルールを守っていただきたいと思います」
警察は今月11日から13日の3日間、県内全域で飲酒運転の取り締まりを行い14件を検挙しました。
警察によりますと、今年の県内の飲酒運転の検挙数は6月末までに175件。
これは、過去10年で最も多い401件の検挙数だった2019年の上半期の検挙数164件を上回っています。
(宮崎北警察署 中村英和交通課長)
「お酒を飲むと安全運転に必要な注意力や判断力が低下します。そのような状態で運転をしますと交通事故の危険性が高くなりますので飲酒運転は絶対にやめていただきたいと思います」