番組表
2025年07月16日 18時20分
参院選宮崎選挙区リポート(2)立憲・山内候補 自民・長峯候補
今月20日に投開票が行われる参議院選挙。
各候補者の訴えをシリーズでお伝えしています。
宮崎選挙区に立候補しているのは4人です。
16日は立憲民主党の新人・山内 佳菜子候補と自由民主党の現職・長峯 誠候補です。
立憲民主党の新人 山内 佳菜子候補。
立候補を決めた後の4カ月間「100の対話プロジェクト」と題して地域の小さな声を見逃さないよう県内を回ってきました。
(立憲 新人 山内 佳菜子候補)
「一体政治は、この私たち故郷に、どれほど向き合ってきたのでしょうか。」
選挙戦がスタートした7月3日、
野田佳彦代表は全国に数ある選挙区から宮崎の国富町を選び第一声を上げました。
(立憲 野田佳彦代表)
「自民党がものすごい強いところです。保守の岩盤が厚いところです」
1人区で与野党どちらが議席をとるか、それがこの参院選の勝敗を左右します。
(立憲 大串博志 代表代行)
「保守王国と呼ばれた政治を変えていこうという声が強くあります」
「勝てる選挙だというふうに思っていますので、党本部としても全力で支えていきたいと思います」
山内候補、農業政策では…
(立憲 新人 山内 佳菜子候補)
「農業者の皆さんに、直接新たに支払い制度を設け、農家の皆さんの所得を保障する一方で、私たち消費者の家計を圧迫しないようなそんな政策に舵を切る。
党の幹部も続々と宮崎に入り、無党派層を取り込んで自民党への不信の受け皿になろうと、山内候補を後押しします。
(立憲 新人 山内 佳菜子候補)
「この宮崎県の政治情勢の中でも、政治の緊張感が高まることで、より県民の皆さん、国民の皆さんの声が届くような熟議のある政治が実現できるのではないかと、前進できるのではないかと思っています」
自民党・現職の長峯 誠候補は3期目を目指します。
(自民 現職 長峯誠候補)
「しっかりと責任ある立場で政策を前に進めていくために今回の選挙どうしても勝ち抜かなければいけない」
長峯候補が国政で力を入れてきたのが東日本大震災を見て痛感した南海トラフ地震対策です。
(自民 現職 長峯誠候補)
「これは一生かけて取り組んでいかなければならない課題」
選挙戦では、6月 南海トラフ海底地震津波観測網N-netを実現させた実績をアピールし3期目は南海トラフ地震の復興計画の作成に取り組みたいとしています。
選挙戦序盤7月7日には石破総理が長峯候補の地元 都城市入り。
(石破茂首相)
「世界一の防災大国にしていかなければならない。
「防災の中心にいるのは長峯誠」
ただ…
(自民党県連 古川禎久 会長代行)
「自由民主党に対して大変な逆風の中での厳しい戦いになっている」
自らも関わった政治とカネの問題に加え自民党県連会長だった江藤 元農水大臣の
コメをめぐる失言もあり「逆風」の中での選挙戦です。
長峯候補を推薦し保守地盤を守ってきたおよそ940の企業、団体の組織票を固めるのは簡単ではありません。
(自民 現職 長峯誠候補)
「今回の戦い、大変厳しい戦いになっている。おそらく私が半歩後ろを追いかけている状態」
「何とか追いついて追い抜いて勝利をつかみ取りたい」
期待は終盤の組織票固め。
自民党派閥の裏金問題を理由に推薦しなかった公明党は「自公連立で議席の
過半数を取ることが絶対」と口にします。
「厳しいのは承知の上で戦ってきた」と話す長峯候補。
保守の地盤を守れるかがかかる選挙戦です。