宮崎県串間市の市木地区では、特産のオクラの収穫が始まっています。

串間市市木の谷口忠さんのオクラ畑では、長男の正博さんがまだ暗いうちからライトの明りを頼りに収穫作業をしていました。

（谷口正博さん）
「（作業は）午前4時からです。ＪＡへの出荷が11時半までで、袋詰め作業を入れると8時頃までに収穫しないと間に合わないので」

正博さんは、実家の農業を引き継ぐため関東で勤めていた会社を辞め、3年前から早期水稲やオクラの栽培を手伝っています。

夜明けが近くなると、両親も作業に加わります。
父親の忠さんと母親の朝香さんは、オクラの栽培歴30年以上の大ベテランです。

（母　谷口朝香さん）
「（出来は）まあまあかな。天気が悪いから、日が照ったほうがいいのですが」

市木地区では20戸の農家が2.8ヘクタールでオクラを栽培、収穫作業は11月中旬まで続きます。